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大災害により文明を失ってから10年以上経った世界、空は塵に覆われ寒冷化が進み動植物は死滅していく。生き残った人間は餓死するか自殺するかお互いを食い合うしかない。そんな荒廃した世界においてもなお父と息子は他人を助け、善き者であろうと生きつつ寒さから逃れるため南を目指し歩き続ける。(ウィキペディアより)
製作国:アメリカ(2009)
監督:ジョン・ヒルコート
出演:ヴィゴ・モーテンセン、コディ・スミット=マクフィー、ロバート・デュヴァル 他
レイティング:指定なし(←直接描写はなかった、という感じです。ヴィゴさんのお尻は時折でてました)
112分
お気に入り度 75%
坊やちゃんマジ天使度 100%
セカオワを子連れ狼がゆく
武器は弾がふたつ入った銃だけ
↓からがっつりネタバレしてます
数日前『エンド・オブ・ザ・ワールド』という映画を見ました
地球に小惑星がぶつかる事に。ぶつかるまでの残された数日間を誰とどうやって過ごすしますか・・・?というお話
これがとっても素敵な終末もので観た後幸せな気持ちに
で今日は何らかの天災(?)後の話『ザ・ロード』を鑑賞
文明は崩壊、木々は枯れ鳥一羽飛んでいない、昼でも太陽は分厚い雲に覆われてしまっている灰色の世界

エンド・オブ・ザワールドの予告より
ザ・ロードの予告より
『エンド・オブ・ザ・ワールド』の後日談が『ザ・ロード』だったらイヤすぎる・・・
でも作品は違ってもそんな感じなんだよね、きっと。悲
『エンド・オブ・ザ・ワールド』の数日後にたまたま『ザ・ロード』を見てしまうなんてちょっとミラクルなタイミング
そんな絶望系終末映画『ザ・ロード』
とにかく色がありません。映し出される背景は灰色ばかり
そんな中アメリカ大陸を南へ向かって旅をしますが
主役のパパの坊やはまだ幼い子供
お人形を大事にし色えんぴつでノートに落書きをします
が、その落書きが・・・暗い色ばかりのぐちゃぐちゃの絵。悲
赤や黄の色えんぴつも持っているのに・・・
この坊やはこの灰色の世界しか知らないのだとわかります
青い海も木々の緑も
食料と燃料不足、寒冷化・・・
しかしこの世界の一番の絶望ポイントは人食い集団
食料が無さ過ぎて人食いが多発してる模様。恐
もう生存者皆疑心暗鬼状態ですよ
最初子連れ狼と書きましたが
このヴィゴ・モーテンセン演じるパパは普通の人です
ちゃんのように剣の達人ではなく武器は2発の弾が入った銃
息子の大五郎坊やはこんな世界で生まれ育ったのに優しい子
普通のパパと優しい坊やは旅の途中留守の家を見つけます
食料を見つけるためにもちろん忍びこむ親子
坊や無造作に積み上げられた大量の靴発見(パパ気付かず)
↓
パパ地下への扉を発見!扉をあける為の道具を探しに庭へ
↓
庭には囲炉裏ととにかくやたらとでっかい鍋がふたつ
(パパ気付かず)
↓
家畜を殺すためのような見るからに怖そうな道具も
(パパ気付かず・・・)
↓
室内にもどる
この飢餓の時代に使ったばかりのお皿がたくさん
(・・・パパお願い気付いて)
↓
地下室の扉をこじ開けるパパ
中には囚われた人間がいっぱい
ここは食人集団の家だったのかっ!
ビックリするパパと途中から気付いてたっぽい息子と観客たち
食人集団が帰ってきてピンチになるも何とか逃げるパパと坊や
パパもっと注意深く周り見んかい!
坊やちゃんもっと腹から声出してパパ止めて~!
このちょっぴりうっかりした所もあるパパ
かなり体調が悪そう、とゆーか多分病患ってます
坊やちゃんを守るためにも倒れないでほしい
希望があるか分からない南へ向かうよりも休んでほしいと思いますが
この世界じゃゆっくり休む場所などそうそう見つかりません・・・
こんな旅で坊やちゃんは眠ると悪い夢を見ます
そんな坊やちゃんにパパは
「悪い夢を見る間は戦う気力があり、生きている証拠だ。
良い夢を見始めたらそれは危ないことだ」
と言います
そんなパパは、奥さんと幸せだった日々の夢ばかり見ます
パパに死亡フラグびんびんです。泣
旅の途中パパが昔住んでいたという家に寄ります
すっかり荒らされた後のパパの実家・・・
ただただ絶望的な状況が続くのかと思いきや
坊やは同じくらいの年の少年を発見!
坊やは少年とお近づきになりたいけれど、食人集団の家での一件のせいか注意深くなったパパはダメだと坊やを無理やり連れていきます
お友達がほしい坊やちゃんはぷんぷん
ろくに食べてないからお腹もぺこぺこ
今度は地下シェルターを発見!
そこにはたくさんの缶詰やお菓子が!!
ひゃっほーーー!
この映画はじめてのちゃんとした食事シーン
食事付き地下シェルター狭いながら体を休めるスペースもちゃんとあり
近所にお風呂付き
この世界では神物件
食事をとり身体をきれいにし寝る
パパの体調も良さそう♪
地下シェルターで寝ていると上から物音が!
坊やちゃん 「犬みたいだ」
パパ 「犬じゃない」
坊やちゃん 「犬だって!」
パパ 「ここはもう安全じゃない」
すっかり疑り深くなったパパと不満いっぱい坊やちゃん
親子の旅は続きます
一人で旅するおじいちゃんに食事をあげる坊やちゃん
盗んできた人にパパ激おこ。逆切れ追剥するも
追剥した洋服に缶詰をつけて返してあげる坊やちゃん
疑心暗鬼になった他の人から足に矢を射られるパパ
坊やちゃんの半分はやさしさで出来ています
心身共にぼろぼろのパパは坊やちゃんを守りたいという気力だけで歩きます、涙
ラスト親子は海にたどりつきます
何もありません
とうとう力尽きるパパ
今まで坊やを守りながら、この世界で生き抜くこと、人間性を失わないで心に火を持ち続けることを教えてきたパパは最後に言います
「善き人の仲間を見つけろ」
パパは坊やをこの世界に残し逝ってしまいます
亡くなったパパが横たわる海辺を離れられない坊や
そこに一人の男が近づいてきます
ガイ・ピアーズが
正直ビミョーなラインです(失礼すぎる)
ここで来るのがモーガン・フリーマンや草なぎくんだったらきっと善き人かなと思えたでしょうが、先月『欲望のバージニア』でのガイ・ピアーズの悪役っぷりを観た私は安心できません(個人的すぎる感情)

ガイピアーズ、ハジケてましたネ( ´ ▽ ` )b(欲望のバージニア予告より)
ガイ・ピアーズが人を食べない、そして2人の子供がいることを聞いた坊やは信じる事を選びます
そこで彼の家族も海辺にやって来ました
奥さん「パパと一緒にいるのを見たよ。ずっと後を追ってたの、心配してたのよ」
もう“信頼”という言葉を忘れそうになるこんな世界じゃなかなか声をかけられないよね
奥さんと一緒にいるは
女の子と、途中で坊やが見かけたあの少年、そして犬
犬っ!?
地下シェルターの上でガサガサしてたのはおまえだったのね・・・
少年はこの家族と行動を共にするのでした
暗くて重い映画ですが観てよかったです
心の火を持ちづける事を教えてきたパパを坊やちゃんが救いました
最後まで人間性を保っていられたのは坊やちゃんがいたから
心の火はこの絶望的な世界で希望でした