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一般社団法人 未病ヘルスケア協会がお届けする『未病情報!』![]()
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2017年度の国民医療費は約43兆円、2019年度の介護費予算は約12兆円。とくに注目したいのは「薬局調剤医療費」の約8兆円
この数字は国家予算のおよそ50%を占めます![]()
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現代人は安易に病院を受診し過ぎている事実を知ることです![]()
近い将来 医療破綻が起こる確率がジワジワ上昇しているように思えてなりません![]()
こんな記事がアップされたいましたのでご覧ください・・・
ホリエモンと猪瀬直樹氏が語る-膨れ上がる医療費とその対策-
11月29日、東京都港区のDMM本社にて、一般社団法人予防医療普及協会「予防医療オンラインサロンYOBO-LABO」と、猪瀬直樹氏が主宰するオンラインサロン「猪瀬直樹の近現代を読む」とのスペシャル合同企画が開催された。
対談には、同協会の理事を務める堀江貴文氏、作家で元都知事の猪瀬直樹氏ほか、進行役として医師で医学博士の金子和真氏も参加。年末に出版される猪瀬氏の著書『日本国・不安の研究』を軸に、増え続ける日本の医療費の傾向と対策が語られた。
堀江 貴文(実業家)
1972年福岡県生まれ。実業家。ロケットエンジン開発やスマホアプリ「TERIYAKI」「755」「マンガ新聞」などのプロデュースも手掛ける。2016年、「予防医療普及協会」の発起人となり、現在は同協会の理事として活動。「予防医療オンラインサロン YOBO-LABO」にも深く関わる。同協会監修の著作に、『健康の結論』(KADOKAWA)、『ピロリ菌やばい』(ゴマブックス)、『むだ死にしない技術』(マガジンハウス)など。
猪瀬 直樹(作家/元政治家)
1946年長野県生まれ。ノンフィクション作家、元政治家。1987年、『ミカドの肖像』で第18回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。1996年、『日本国の研究』で文藝春秋読者賞受賞。DMMオンラインサロン「猪瀬直樹の近現代を読む」では、戦前・戦後の知識人や事件を歴史的な時間軸で考察し、参考図書と共に取りあげている。また、東京マラソンなどに参加するアスリートとしての顔も知られている。
金子 和真(医師/医学博士)
医師・医学博士。新潟大学医学部・東京大学医学部博士課程修了。東京大学医学部附属病院を中心に、内科医・糖尿病専門の臨床医として8年間勤務。その後、マッキンゼー・アンド・カンパニーにてコンサルティング業務に従事。2018年には、ヘルスケアの現場の課題を自ら解消するため、株式会社リンクウェルを創業。医療データのデジタル化・オンライン化による次世代型のクリニックを設置、運営している。
猪瀬:
よろしくお願いします。ちなみに、セッションのテーマでもある私の著書『日本国・不安の研究』が、このクリスマス・イブに出版されます。膨れ上がる日本の医療費についての具体策が書かれていて、そのうちの大切なポイントをピックアップしてきました。
堀江:
ぜひ、お願いします。
猪瀬:
私は64歳から本格的なランニングを初めて、毎月50キロ走っています。なぜかというと、9年前に糖尿の異常値が出たからです。
堀江:
糖尿の異常値というと、「HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)」?
猪瀬:
そうです。正常値の基準である6.4%を超えたのですが、ランニングとテニスのおかげで、また、低い数値に戻っています。きょう言いたいのは、糖尿病の重篤化によって人工透析を受けるようになったりすると、ものすごく医療費がかかるってことなんです。
堀江:
ちょうどいいタイミングですね。今まさに、協会で糖尿病予防キャンペーンを展開しようとしていたところです。
猪瀬:
2017年度の国民医療費は約43兆円、2019年度の介護費予算は約12兆円。とくに注目したいのは「薬局調剤医療費」の約8兆円ですが、後で説明します。療養費の0.5兆円は、おもにマッサージ院などの保険負担分です。
堀江:
あぁ、あの関西地方に多い、正体不明の施設ですね?
猪瀬:
それはさておき。いずれ国民医療費は48兆円、介護費は15兆円になるといわれています。
堀江:
両方合わせると、国家予算の約半分を超えていますね。
猪瀬:
国家予算とは別の「かかっている費用」ですから、プラスオンして見ないと。厚生労働省の予算は約33兆円。そこに医療費と介護費が加わる。
堀江:
そういうことか。
猪瀬:
医療・介護産業を経済規模だけで考えると、もはや自動車産業と同等ということ。関わっている患者さんは約600万人ですから、医療と自動車は「日本の二大産業」ですね。しかも、年金と違って、自分に戻ってこないお金です。だったら、ムダを省こうじゃないかと。
容患者を納税者の側に立たせる出口戦略
猪瀬:
先ほど申し上げた透析。患者数は約33万人で、国民医療費のうち1兆8000億円が透析費用として使われています。33万人のうち、約半分は糖尿病の遺伝の人。残りの半分の糖尿病の人は好きなものを食べてお酒も飲んで、我々が支払っていることになります。日本は脳死した方の臓器移植に消極的なので、やはり透析がメインの治療方法です。
堀江:
糖尿病を減らしていくことが医療費削減につながると。
猪瀬:
次の図は、精神病床数の国際比較です。日本の場合、使われている医療費は約1兆4000億円で、患者数は約28万人。
堀江:
なんで日本だけ、患者数も医療費も多いんですか?
猪瀬:
ヨーロッパはグループホームを上手に活用して、患者に職場復帰させています。患者を孤立させないで、社会に参加させている。出口戦略ができているんだよね。
堀江:
刑務所の発想と一緒ですね。薬物犯罪や性犯罪、それに道交法違反って、矯正プログラムが大事で、収容だけしていても意味はない。
猪瀬:
そうそう。ところが日本は出口をつくっていないから、退院した患者の行き場がない。そして、孤独が爆発すると、事件を起こす。ハローワークがないみたいなものです。
堀江:
なるほど。
猪瀬:
続いて障害者。障害者の数は900万人に上ります。そのうち就労している方は、年々増えているものの、1万5000人弱といった現状です。
堀江:
900万人!
猪瀬:
ですから、もっと働いていただいてもいいと思うんですよね。ヨーロッパは、こうした障害者の支援組織がしっかりできている。きちんと集団生活の場を設けて、そこから通勤させています。また、そもそもイタリアには、精神病棟がないんです。
堀江:
ないんですか。
猪瀬:
次のこの図は、高齢者向け住宅・施設の件数。
堀江:
年々、増えていますね。
猪瀬:
建設業界への補助金で「サービス付き高齢者住宅」をつくりはじめたら、あっという間に市場ができました。
金子:
以前は、高齢者向け住宅に、なかなか入れなかったですよね。






