おはようございます☆彡
一般社団法人 未病ヘルスケア協会がお届けする『未病情報!』
https://mibyohc-association.or.jp
●ストレスが体に与える影響
人が何らかのストレスを受けると、そのストレスの強さに応じてストレスホルモン(コルチゾール)が分泌され、
イライラする原因となる交感神経系を刺激し、脈拍や血圧を上昇させ(高血圧や動悸)、脳を覚醒させます。
あまりにも強いストレスを体験をすると、
コルチゾールの分泌量が激増し、
脳内で記憶を司る『海馬』を萎縮させて、
強いうつ症状や認知機能(記憶)の低下を起こします。
コルチゾールは糖を分解し、血糖値を上げ(高血糖)、筋肉中のタンパク質をアミノ酸に分解(代謝の低下)します。
(将来的には糖尿病や肥満になる)
また、コルチゾールにより、免疫力が落ちるため、病気への抵抗力が下がり、病気に罹りやすくなります。
長期的な免疫力の低下は発癌のリスクの増加や、抗酸化作用の低下による
老化の促進(シワやシミの増加など)、傷が治りにくいなど、健康や
アンチエイジングの大敵になることが考えられます。
一方で、コルチゾールは血管を収縮させてしまうために末端組織への血行不良→虚血→臓器不全が起こりやすくします。
従って、長期のストレスの負荷により、
血管への負担が増えて高血圧症や心筋梗塞、脳梗塞と行った疾患のリスクを増やします。
また、血行不良は冷え性、低体温、抜け毛、抑うつなどの症状を起こします。
さらに進むと、「記憶力や集中力の低下、 不安、イライラ、無気力、無関心、
疲れやすい、睡眠の質の悪化や不眠、自律神経の乱れ、副腎疲労」など、
私たちの体に様々な困った影響を及ぼしてきます。
とストレスが体に与える影響をかくときりがないです。
文責 :内科医 笠木伸平