虎徹と清麿 | みぶろーにんのブログ

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懐かしのヒーロー鞍馬天狗に月形半平太。
そのライバルで敵役の近藤勇と新撰組に憧れて数十年。
武士の魂と滅びの美学に魅せられた団塊世代です。

ハグハグ共和国さんの第30回公演『Infinity』観劇の前に、少し時間を作って代々木の『刀剣博物館』へ行ってきました走る人








長曽根興里入道虎徹を観たかったのですが、残念ながら展示されていませんでしたので、係の方にお聞きしたらいつ展示されるかは判らないとのこと・・・・・

先の彦根といい虎徹にはなかなかお目に掛かれませんしょぼん






でも、捨てる神あれば拾う神あり!? 

源清麿を観ることができましたニコニコ



 

四谷正宗と称される新々刀の名工『源清麿』



エピソードに事欠かない江戸後期の刀匠ですが、新選組局長近藤勇の愛刀『虎徹』が実は偽物で、この清麿作の刀であった(真贋不明ですが・・・)というのが一番有名ですね



展示されているのは短刀(刀身23.0cm)1振と刀(刀身83.9cm)1振。刀は太刀作り、細身で腰反りが高く実に優美な姿をしていますラブラブ!



写真撮影は禁止されていますので、カメラに収められなかったのは残念でしたが、ここの博物館は鑑賞に特化した照明がなされていて、刃文が良く見えるように工夫されているのは嬉しいですね



他にも『水心子正秀』『固山宗次』『大慶直胤』といった名だたる名工の刀が展示されていました音譜



いや~眼福でござったクラッカー







刀をめぐって今揺れている我が上越市


岡山県在住の個人が所有されている国宝『太刀無銘一文字(号:山鳥毛)』を購入するか否かで世論は真っ二つ・・・






この山鳥毛(やまとりげ或いはさんちょうもうと読みます)は備前一文字派の古刀で、郷土の英雄上杉謙信公・景勝公の愛刀とされています



上杉家が会津・米沢へ移封となる際、謙信公のご遺骸はじめ武具や宝物も一緒に移されましたので、上越市(春日山城下)に遺品は殆ど残されていません



これは謙信公のお膝元としては実に残念なことです



米沢上杉神社の稽照殿には遥かに及びませんが、謙信公愛用の太刀、それも国宝がお膝元の上越に帰ってくるなんてまさに千載一遇のチャンスクラッカーと私は思いますが・・・・問題はそのお値段¥



専門家の評価額は3億2千万円目 国宝ですからね



市では予算で全額を賄うのは厳しいとして、広く市民や企業に寄付を募りたい考えですが、地元タウン誌が行ったアンケートの結果は



①1万円以上寄付しても良い  114

②5千円~1万円未満なら良い 109

③千円~5千円未満なら良い  254

④1円~千円未満なら良い    731

⑤0円                 422

⑥購入に反対          1,253



反対は43.5%ですが、寄付0円も実質的反対とみれば58.1%が購入に否定的という結果が公表されています



人それぞれ考え方がありますので批判も何もありませんが、私としては①ランクの下限位で協力したいと考えています



新潟県には現在国宝は1点(笹山遺跡出土深鉢形土器:通称・火焔形土器928個)しかなく、文化の面では後進県と言わざるを得ませんし、観光面でも来年度に世界遺産登録がほぼ確実視されている『佐渡金山』とルートが繋がっていますので、経済面でも期待が膨らみます合格



火炎形土器です




佐渡金山の象徴的存在

道遊の割戸です




なかなか本物の虎徹を見れないので、この際偽物の虎徹をオークションで安く買っちゃおうか(市場に出ている虎徹は殆どが偽物で、本物ならとても一般庶民が買える値段ではありません汗)と調べまくっている みぶろーにん でした