伝説の捕鯨船「モビー・ディック号」発見される! | be on day

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「モビー・ディック」という名前をご存知でしょうか? 人気漫画「ワンピース」に登場する海賊白ひげ(エドワード・ニューゲート)が率いる白ひげ海賊団の船の名前です。実はこの名前の捕鯨船が19世紀後半に存在しました。この船は沈没し後に、行方が分からなくなっていたのですが、最近その残骸がハワイ諸島で発見されたのです。


モビー・ディックが最初に登場したのは、1851年にハーマン・メルヴィルの長編小説「白鯨」。同作は捕鯨船と白マッコウクジラのモビー・ディックの闘いを描いた物語です。1928年にミラード・ウェッブ監督の手により、「ザ・シー・ビースト(邦題:海の野獣)」の名で映画化され、その後、さらに2度(1930年、1956年)にわたって映画化が実現しています。また海洋パニックの原点といわれ、派生作品が多数生まれることとなりました。


モビー・ディックの名はこれらの作品を通じて、一人歩きし、架空のものとなりました。しかし実際に捕鯨船として存在していたのです。ジョージ・ポーランド・ジュニアが船長を務めたモビー・ディック号は、当時アメリカの捕鯨産業の発祥地であった、マサチューセッツ州のナンタケットを拠点に、大海原を旅していました。残念ながら1823年に座礁し、船の行方は分からなくなっていたのです。


2008年から調査を行っていたNOAA(アメリカ海洋大気圏局)の海洋考古学者ケリー・グリーソン氏らは、このほど北西ハワイ諸島の海域、ホノルルから約1000キロ離れた浅瀬で、錨や捕鯨用器具、船の装具などを発見しました。調査は現在も進行中とのこと。詳細については、今後の報告を待つことになりそうです。約2世紀も前に海原を駆けたモビー・ディック号は、現代に何を伝えてくれるのでしょうか。動向が気になるところです。


モビー・ディック