先月、北海道の東にある弟子屈町で金鉱脈を探査していた「資源開発」が、試掘した穴から採取した岩石に、多量の金が含まれていたと発表しました。カナダの調査会社に分析を依頼したところ、74個のサンプルのうち6個から1トンに換算すると30グラムを超える金が含まれている、という結果が出たそうです。
世界の主な金山の1トンあたりの金含有量は5グラム程度ですが、弟子屈はその6倍以上の量。金以外にも、インジウムやランタンなどのレアメタルも含まれていたようです。インジウムはパソコンやテレビの液晶ディスプレイなどに、ランタンはカメラのレンズなどに使われており、近年需要が高まっています。
ただ、実際の埋蔵量はまだまだ未知数で、同町では戦前から金・銀鉱脈の調査が行われ、1990年前後には大手業者による試掘も行われてきましたが、鉱脈を発見することは出来ず開発を断念しているという経緯があります。
ある鉱山事業関係者によると、鉱山の世界は「千三つ」と言われています。鉱脈らしいものが1000個あったとしても、鉱山として事業化できるのは3つ程度しかない、という意味なのそうです。
資源開発代表の楠目久定さんは、これから地中深くまで探るボーリング調査を行う予定で、はっきりと結果がわかるのは3年後くらいだと話しているそうです。
ちなみに、1848年ごろにアメリカのカリフォルニアで起きたゴールドラッシュでは、金を求めてヨーロッパ中から人がいなくなったそうで、農民、労働者、商人や牧師までもが、一攫千金を夢見て新大陸を目指したそうです。土佐出身の漂流民であるジョン万次郎は、ゴールドラッシュ期のカリフォルニアに金を採りに来た唯一の日本人とされています。
そしてこの時、金を掘っていると従来のズボンではすぐ破れて困るということに着目したリーバイ・ストラウス(リーバイス創業者)はジーンズを開発、ジーンズの元祖が誕生することになりました。