最近の研究で、脳に関する興味深い事実が報告されています。それによると、脳は過去2万年の間に徐々に小さくなっているとのこと。クロマニヨン人の時代が脳はもっとも大きく、現在の人類はその当時に比べて約10%程度縮小しているようです。大きさにしてテニスボール1個分ほど縮んでいることが明らかになったそうです。
原因については諸説あるのそうですが、デューク大学の脳科学者ブライアン・ヘア博士は、脳の縮小は優位な進化と考えているようです。「人口が増えた結果、脳が小さくなった」と、説明しています。人間に限らず、ある動物の個体数が少ないとき、その種は生き残るために賢くなる。それによって脳も徐々に大きくなっていくのだが、個体数が安定すると段々小さくなるということのようです。
このことについてブライアン博士は、「寛容性の増大」として、「人間が他の生物と調和して生きるようになった」としています。しかし他の科学者は、「我々の祖先の方が、我々より賢かった」として、「現在の人間は愚かになっている」と主張しているのです。
果たして人類は愚かになったのでしょうか? 脳の縮小に関する議論は、当面続きそうです。