NHKの子ども番組のタイトルみたいだね(笑)
まぁ、引き継ぐと言っても、お父さん引退するわけじゃないんだけどね。
しばらくは一緒にやっていく。
私の運転で客先にブツを運ぶんだけどね、、、
ナビ無し、地図無し、、、
お父さんのゆるい説明のみ。
「ガーベラがいっぱい咲いてるとこを右だ。」
結構ずっと咲いてるねぇ。
私もお庭に植えてみよっかな。。。
「その白い花で左だ。」
あぁ、ジャスミンね。
「大きな石が沢山置いてあるとこを右だ。」
こんな大きな岩どうやって運んだんだろうね。
しばらく無くならないからいいね!
「ここは、お腹が痛くなったら駆け込む施設だ。」
ふーん。
結構行くの?
お父さん、お腹弱いもんね。
お父さんは、鼻が悪いから腐ってる事に気が付かずに食べてよくお腹壊してるの。。。
道を覚える時に、花木を目印にするのはお母さんと私だけじゃなかったんだ(笑)
いや。。。
私が覚えやすいように計らってくれてるのかもしれない。
ガーベラやジャスミンが咲き終わる頃には、道も覚えられるだろう。。。
なんとなくの記憶で、、、
ねぇねぇ、お父さん。
もしかして、ここってすっごく小さい頃に魚釣りに来たことある???
ねぇねぇ、ここでツクシとったことある???
ねぇねぇ、ここの蓮華畑で写真撮ったことある?
全て40年と少し前の記憶だ。。。
しかも、家族で行ったのではなく、お父さんと2人で来た場所ばかりなのだ。
田舎なので、あの頃と殆ど変わっていない川縁の風景。
記憶の奥底に眠っていた思い出たちが蘇る。
あの頃に戻りたいなって。。。
鼻の奥がツンと痛くなった。
今、この年齢で再びお父さんとここを訪れる事は、うんと昔から決まっていた事だったのかもしれないね。
あれは予告だったのかもね。
縁あって、親子として今世を共に過ごしている私たち親子。
顔も見たくない。
大っ嫌い!なんて時もあったけれど、
今思えば、基本お父さんは優しかった。
お母さんが先に旅立ってしまい、寂しそうなお父さんと、大ちゃんに先立たれ働かなくてはならなくなった私。
全て決まっていた事なのかな。。。
こうしてお父さんと一緒にお仕事ができる事に感謝です。
ありがとう。
お父さん。