不便だからこそ。。。 | 未亡人ですから。

未亡人ですから。

2011年3月半ばに突然の未亡人に・・・。
未亡人にしかかけない笑いあり、涙ありの
ブログを配信しますので、
どうぞごひいきに~。

世の中が便利になりすぎて、この前からいろんなコトが気になりだしたmibojinです。


30年位前はさ、、、
携帯電話なんてなかったから、男の子と待ち合わせをするコトひとつでも必死だったよね〜。

コードレスでもない黒い電話(笑)
実家には、まだありますよぉ。
父親専用のがね。

まず、電話がかかってくるのだって大変なこと。

サザエさんちみたいに廊下に電話があるならまだしも、みんながくつろいでいるリビングに電話があるとさ、、、家族が聞き耳を立てている中、話さないといけない。


もちろん、用もないのに長電話なんて恐ろしい話だ。


お互いそんな中で待ち合わせ場所や時間を決めるものだから、勘違いしていて会えないことなんかもある。


連絡つかないから、ただひたすら待つしかない。


途中、勇気を出して相手のお家に電話をしたりする。。。


「前の日から楽しみにしていたみたいだから、悪いけれど、もう少し待ってやってもらえます?」
と、お母さんに言われて、間違えた待ち合わせ場所で更に待つ。


こんな何気ない言葉を未だに覚えていたりする。
それは、不便だったからこそなのだろう。



結局、会えずにお互い1人で帰宅する。。。

でも、不思議と喧嘩にならなかったのは、
まだかな、まだかなと、ワクワクした時間を過ごしたり、嬉しくなる言葉をお母さんから聞けたりしたからかなぁ。。。


わたしは、待ち合わせが下手だったみたいで、結構な確率で男のヒトと会えないコトが多かった(笑)


もしかして、デートがしたいのではなく、待っているというドキドキを味わいたかったのかもしれない(笑)

迷惑な話だ。。。



その後は、学校や家まで車で迎えに来るようになったりしたから、ドキドキすることなんて無くなった。。。

もちろん、思い出も減る。



便利ってね、
ちょっと寂しいよね。

不便ってね、
ちょっと物悲しいよね。




目        馬場俊英
            待ち合わせ    



通り過ぎる人並みにまぎれ
二人でまた待ち合わせしよう



もしも願いが一つだけ叶い  
もう一度抱きしめられるのなら
この世界のどこへでも
僕は君に会いに行くよ
1人さまよう  記憶の街を歩き

あの頃に帰りたい
もう一度だけ戻りたい



馬場俊英さんの声は、秋から冬にかけて聴きたくなる声だ。。。

1週間くらいでいいから、その頃に戻りたいなぁ。