- 茶柱倶楽部 2 (芳文社コミックス)/青木 幸子
- ¥650
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「お茶の最大有効成分は
煎れ手と飲み手が向き合う時間だと思います」
茶柱倶楽部2巻
青木幸子・芳文社コミックス
(週刊漫画TIMES掲載)
★あらすじ★
おっとりしているが極端に運のいい茶園の娘伊井田鈴。宝くじのお金で店舗つきトラックを買い、全国を回っている。
彼女の夢はお茶をいろんな人に知ってもらうこと!
旅を一段落させ実家でゴロゴロしていたらお茶の研究をしている桜井先生に巡り会う。
「茶は深くて広いぞう」鈴はまた、トラックを走らせる!!
読んだらお茶を入れたくなる!!お茶だけにこだわった不思議なグルメ漫画。
一巻感想
☆☆☆
グルメ漫画っつーと某シャッキリポンなイメージがあるためつい敬遠してしまうのですが、この漫画を読むといたく関心させられます。
流通と需要、現代の問題点を指摘するなど「もやしもん」的な学術要素が高いのかもしれません。もやしもんを読むと菌が見えるかもと思ったりビール飲みたくなったりしますが、こちらを読むと茶器を揃えてお茶を入れたくなります。
茶園で育ちお茶が大好きでたまらない鈴はひょんなことで素晴らしいお茶を貰い、そのお茶をくれた老婦人を探すため店を出しながら旅をしていました。
老婦人・佐山高子に再会できたため物語は一旦終わったように見えましたが、高子は鈴の類い稀なる「お茶好き」を高く買い、とんでもない人をよこしてきました。大学でお茶を研究している桜井先生です。おそらく日本一の知識を持っているのでしょう。
教授らしい物言い、態度がなんとも面白いです。先生は鈴に高子の跡を継げと言い出します。
高子はこれまで全国の茶所を巡り、お茶で人脈を繋いできました。しかし高齢で体力が続かない。
トラックを持つ鈴にはうってつけなのですが、鈴はそこに自分なりのビジョンを形成します。
「日本中の人に日本中のお茶を知ってもらう」。
私たちはお茶と密接な関係ではあります。ただし、ペットボトルであったり急須になんとなくお茶を入れているだけの人が殆ど。そして種類など知りません。私は紅茶ばっかりです。
「茶」は煎り方、発酵などで紅茶や烏龍茶に変化します。
さらに入れ方‥湯の温度や蒸らす時間でも全く違う味になる。
鈴からしてみれば殆どの日本人がもったいない飲み方をしているのです。
だから鈴はあらゆる茶所のお茶をそれに適した入れ方で提供し、気に入って貰えばお茶の買い方を教えます。
作り手も飲み手も、両方が笑顔になれる仕事です。
鈴自体はあまり儲からないでしょう。しかし彼女はすでに大金を手にしてますし、それよりお茶への情熱が勝っています。
桜井先生も鈴のやり方に賛同し、さらに人を呼び込むようになります。これからどんどん人脈が広がりそうです。
2巻ではついつい「まちこ」というお茶が気になってしまいました。コーヒーだとこういう特性の品種が広く知られています。まさかお茶でも存在するとは。
そしてこのお茶を飲んだキャラクターは、おそらく「ZooKeeper」の登場人物だったのでしょうね。まだ読んでないため何とも言えず歯痒い!
2巻から面白さが倍増しています。買って損のない漫画だと思いました。
- 王狩(3) (イブニングKC)/青木 幸子
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さて、同日に発売された青木先生の「王狩」3巻ですがなんと「第一部完結」でした。
では「第二部」があるのかなと思うのですが、3巻全体からしてちょっと難しいような気がしました。あまりにもラストが立て込んでいたので。
「しおんの王」などと比べ並行する別要素がないこと、キャラクターがみんな若すぎた(茶柱~と比べて高齢のキャラも職業ゆえにちょっと別)のが物足りなかったかな‥?とは思いますが主人公杏の能力は開花したばかりです。
是非今後の展開を期待します。
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