怪獣8号1巻2巻

松本直也・ジャンプコミックス

 

 

誰もが知ってるジャンプラの漫画、ではあるんですが、

私はこの作者の名前を見て結構驚きました。

「ねこわっぱ!」の作者さんじゃないですか。

ジャンプ本誌に出てきて一気に突き抜けたんですよね…

当時としては絵的にもなぜ会議通ったんだろって思っていたんですけど、

そこからもう一連載を経て11年。いやいやいや、なんですかこの絵のうまさ。

人は、ここまで進化するのか。そう思いました。

まさに、主人公日比野カフカのように。

 

なんでだか怪獣が出現する世界。そして日本は特に出る「怪獣大国」。

日比野カフカ(32)は怪獣専門の清掃業をやっていた。

本来は幼なじみの亜白ミナと共に防衛隊員になるつもりだったが、夢破れている。

年齢制限も超えてしまった。清掃業は給料もよくいい暮らしもできているが、本当は諦められない。

そこに市川レノという若者がバイトで入ってくるが、彼は言う。年齢制限が変わったと。

もう一回チャレンジしてみようかな…と思ったところでカフカにとんでもない変化が!!

こんなんで防衛隊員になれるのか!

 

 

まず、主人公が30を超えたオッサンであることがこの漫画のポイントですよね。

ジャンプ本誌の読者も平均年齢が28歳だというし、もうこのぐらいでもいいという感じ。

一方でレノという若い美形を配置して相棒として立たせているのもポイント。

そして「怪獣専門清掃業」という仕事がいい。むしろ私はこっちをずっとやっててほしかったくらい興味深かった。

まあ装備的に孤独死清掃業みたいな感じなんですけど、防衛隊が派手にぶちかましてグチャグチャにした怪獣の死骸から「見える」ものもあるんですよ。

これは、カフカが防衛隊に入ってからも経験として役に立つ。

年齢を重ねて得られるいいことって、「経験」なんですよね。

 

ヒロインはたぶん幼なじみのミナだと思うんだけど…彼女はすでに防衛隊の隊長(おそらく隊で一番強い)にまで上り詰めている。

そして、まだ全然カフカと会話すらないんですよね…

一方で新人仲間として現れるのがツンデレお嬢様の四ノ宮キコル。この子は激烈に若いが、ワートリのこなみ先輩っぽいとこがあり、斧とか持って戦える。

そしてほのかに、いろいろあったカフカに想いをよせたりする…んだが

いつも一緒にいて秘密を知っていてちゃんと守ってくれるレノが「一番ヒロイン」と言われていますね。正解だと思います…

 

現在この漫画、騒がれてモノスゲー売れているのですが、実際これがジャンプ本誌に載っていたらどうだったのかはわからないとこがあります。

私はSPYFAMILYもそういうとこがあると思ってます。

戦闘的に「こういう盛り上げ方は見たことあるなあ」ってのがわりと多いです。ただジャンプラはジャンプを読みつくしている人だけのプラットフォームじゃない。

無料だから、初めてバトル漫画読んだ人にはものすっげ刺さると思います。なにしろ絵が抜群にうまいのだから。

願わくば、カフカの経験がもっと生きる部分欲しいなあ。そして、清掃業のみなさんに技術がバックする話とかみたいですね。

 

 

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