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リビングの松永さん(7) (KC デザート)
484円
Amazon |
「女の子の大丈夫は大丈夫じゃないんだよ
もっと突っ込まねえと
この先好きな子できても守れねえよ?」
リビングの松永さん7巻
岩下慶子・デザートKC
(デザート掲載)
☆あらすじ☆
親が祖母の介護をするため一人で暮らすことになった女子高生・園田美己(みこ)。
叔父が経営するシェアハウスは、ミーコ以外みんな大人。家事も下手だしやっていけるか心配になるミーコだったが、松永はガミガミ言いながらも優しくて世話を焼いてくれる。ミーコの頭の中は松永のことでいっぱいになってしまう…
ミーコの祖母が突然手術することに。母親に詳細を伏せられたミーコは心配で仕方ない。
松永と北条は‥?
無自覚イケメンとハプニングの連続で頭が混乱しそう!!
いろんな人と交流する女子高生の成長を描くシェアハウスライフ。
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デザートをデジタルで読むようになりましたが、単行本も揃えたい。好きな漫画はそういうもの。松永さんがそうです。
主人公はよくある「一人暮しするハメになった普通の女子高生」。
叔父さんが経営するシェアハウスに入ることになったのですが、住人はみんな大人です。
ネイリストの朝子、大学生の北条、バーテンダーの健太郎、
そしてデザイナーで一番年長の松永。
顔つきが怖くて少々チンピラくさい松永さん。
デザイナーとしてのプライドが高く、「口うるさい昔のお父さん」タイプ。そのわりに中身がガキで、半裸でハウス内をうろつく。
無自覚に世話焼きなのでミーコは途端に恋に落ちてしまいます。
松永さんもわりとまんざらではない様子なのですが、なにしろ「年齢差が10」なので一生懸命制しているという感じですね。
講談社のラブコメは無駄に接触シーンが多いのですが、松永さんだと「どんどんやって!」と思えてしまう。
表情が豊かで、ガラの悪い部分やガサツな部分もまとめて魅力的で、そしてミーコにはおでこゴツンまでしかしない。
その絶妙さがいいのです。
名古屋のおばあちゃんが手術。
病名も状態も教えてもらえず、何か重い病気だったらどうしよう‥と心配になるミーコ。
北条の「大丈夫?」には「大丈夫です」と返しますが、
松永さんに「大丈夫」というと、「そんな顔で大丈夫なわけがない」と言う。
松永さん、いきなりレンタカーを借りて名古屋まで高速を飛ばします!!
それを知った北条にかけた健太郎の言葉が冒頭の抜粋です。
女の子が苦手だった北条くんには、まだ女の子の気持ちがわからんのです‥
ミーコで試運転してる感じですよね‥
さて、名古屋に着いたミーコたちですが、「えっ、来ちゃったの?!」と驚く母親に指示された場所は‥「肛門クリニック」。
おばあちゃんは痔だったのです。
そりゃ恥ずかしくて伏せるわなあとミーコ共々思いますが、
松永さんは真剣に「痔をなめるな。クソしても痛え座っても痛えおまけに恥ずかしいしその辛さと手術する勇気をなめるな!!」と怒り出します。
イラストレーターだもんな‥これは明らかに経験者ですね‥
それを見ていた祖母と母親は、松永さんを信頼しきってしまいミーコの三者面談をお願いしてしまうのです。
つまり、小夏さんとミーコと松永さんが顔をつきあわせる謎の事態になります。
その辺はまず前置きとして、シェアハウスでクリスマスパーティーが開かれます。ミーコは北条とともにケーキを作るのですが、朝子が小夏を呼んでしまい、ミーコはかなりモヤモヤしてしまいます。
そして、とあるきっかけでミーコはシェアハウスを飛び出してしまうのですが‥?
そろそろこの話も佳境かな、という伏線も出てきました。ミーコと松永さん、幸せになれますように...

