きらめきのライオンボーイ10巻

槙ようこ・りぼんマスコットコミックス

 

槙さん最後(?)の単行本です。この連載をもって漫画家引退宣言をしていますが実のところあまり信用していません(妹さんのお手伝いをするだろうし)。

ロマンチカクロックに比べるとしょうもないというか、「考えるより感じろとキメているが本当にわからない」漫画でした。

考えるより感じろを本当に表現できているのは村田真優さんであり、あの人の表現性に勝てないのでは、とうすうす感じてはいたんです。

しかし最終巻、最初に出てきた猪倉がもう一回みわにアタックを仕掛けてきて、その不器用さをみわにぶちまけて爆散したのが面白かったんですよね。優莉という受け皿がいてよかった。

というか、ホントまじ、みわと桐敦以外のカプは面白かったんですよ。佐野と笑心とか、凌空と恵ちゃんとか。肝心の二人がピンボケで漫画としてとらえどころがなかった。これを最終作にされたらたまらんという私の気持ちもあるのです。戻ってきてください。

春田さんも酒井さんも新連載する気配がなく、りぼんどうするんだろうという不安。もしかして新雑誌でも作るのだろうか。

 

 

 

僕のオリオン3巻

川端志季・マーガレットコミックス

 

よだかの重苦しさも、箱庭のソレイユや世界で一番早い春のミステリーさもない単なる恋愛ものに転がっているような気がしてきました。

猫さんが恐ろしい存在なのかと思っていたらただの独占欲の塊だし、冴門も単に人間が不器用なだけでこれならココハナじゃなくて別マでいい内容です。3巻に登場した新キャラも癖が強いようでいて普通の子だった。

川端さんはもっと描ける人だし現にKISSでは面白いし、やはりココハナって…?と思ってしまうのです。

 

 

 

シンデレラクロゼット1巻

柳井わかな・マーガレットコミックス

 

高校まで女子高でバスケやってきて、大学に入ったらお金はないしキラキラ女子にしり込みして自分を粗末にしている女の子の話です。

同じバイトの男性のことが好きで、誕生日に誘われた!と思ったとき自分に何も武器がないと気づく。そこにとてもきれいなお姉さんが現れ、彼女にメイクをしてくれるのですが、

実は男の子でしたというオチ。

いやもうこれ、こっちの子が本命でしょう。主人公は彼のことを「大事な女友達」としてしか見ていないのですが、主人公の純朴さに参っているようです。

そういうとこは面白いのですが絵が藤村真理さんぽくてちょっと抵抗がある(あの人話が重いから)。

 

 

 

Bite Maker3巻

杉山美和子・フラワーコミックス

 

幸村くんが突然変異のαということで感覚が普通でのえるは話しやすく、読んでいてほのぼのしました。

一方信長は愛し方がわからないからいちいちめんどくせえ。

幸村に攻撃したり、巣籠りしたり。

ただ、幸村くんもαとしての能力を使うとえらいおっかないことはわかりました…

「α」も三人(四人だっけ?)だけじゃまだ話が広がらないだろうなと思ったら、どうも野良のαがいるっぽいですね。のえる大丈夫か。

 

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