アンサングシンデレラ3巻

荒井ママレ・ゼノンコミックス

 

今回はインフルエンザのタミフルの話と、長編のがん医療の話。

私はかなり涙もろいのですが、普通の人でも号泣したと意見がみられるので、外では読まないほうがいいかもしれません。

がんは日本人の死因一位、誰にとってもぶち当たる壁みたいなもの。医療ものでは必ず描かれる話です。

中学生の女の子が摂食障害で入院してくるのですが、原因が祖父へのがん告知(余命三か月)。伝えないままにしているのは嘘をついているのと同じだ、と彼女は言う。そして、間にいるお父さんも精神的に参っている…

当の本人であるおじいちゃんの描き方がまた、すごく身近な感じで祖父などをついつい思い出してしまい、私はもうダメでした。

主人公のみどりは「薬剤師」なので医者とはまた違うかかわり方をしているのですが、今回サポートしてくれたエバさんは「がん領域の認定薬剤師」。そういう専門領域があるんだなということと、女性は抗がん剤を調剤する場合妊娠にかかわることがあるので触ることができないということ、あとかなり重装備なので驚きました。

最近は機械があれば女性でもできるみたいですが。

ストーリー的にはお医者さん漫画とおおまかなには同じかなーとは思うんですけど、薬剤師、まだ二年目、小児科しか任されていないみどりは手が届かず眺めているだけ、かなりもどかしい気持ちが描かれていたようです。

 

 

 

 

恋トマコトと浅葱色1巻

伊藤正臣・LINEコミックス

 

この方はほんとにいろいろと漫画を出されてますよね。この前マグネット通信が終わったなーと思ったら、もう単行本が出ている。

しかもLINEだからなのか、フルカラーです。

フルカラーでも値段がそこまで高くないのに驚いてます。

 

内容は修学旅行で京都に来た女子中学生が新選組の原田左之助とスマホでなぜか繋がってしまうという話。

主人公のマコトはスマホ、左之助は脇差で時間を超えて会話することになります。

マコトの言葉で命拾いした左之助は彼女に恩義を感じていますが、マコトは歴史をあまり知らないため単にイケメーン!という感じで今のところ恋に恋する感じですね。まだ話は始まったばかり。

ただし、プロローグに「大人になったマコト」が出てきていて、やはり結末は…なんだろうなあとしんみりします。

これ、大筋は少女漫画っぽいんですけどどこまで歴史に踏み込んでくるのかな。楽しみです。

 

 

 

 

高嶺と花15巻

師走ゆき・花とゆめコミックス

 

高嶺と花が紆余曲折の末両想いになり、そろそろ新展開といった感じ。ついに高嶺のお母さんが出てきます。

高嶺はお父さんを早くに亡くし、このお母さんは親戚中からいろいろと言われて鷹羽家を出ている。

か弱い方なのかと思ったらわりと高嶺と性格がそっくりで強情。

強情だからこそ周りとうまくやれなかったんだなと。

なにしろやんごとなき家族ですから、花は高嶺と一緒にいるためにいろいろ戦っていかねばならんという前置きとして書かれているんだろうなと思いました。

高嶺と花とのアホなやり取りが好きでここまで読んできたので、親戚がらみの陰湿な話は読みたくないんだよなあ…

八雲との話は単にバトルになってしまったので、この作家さんすげーなと思ったしそういう展開ならいいんですけど…

 

 

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