「…朝 起きるじゃん?

カーテン開けて 空晴れてると

お前の顔が浮かぶ

『会いたいな』って思うよ」

 

 

群青リフレクション4巻
酒井まゆ・りぼんマスコットコミックス
(りぼん掲載)


☆あらすじ☆
幼いときに観た映画の男の子に会いたくて、芸能科のある学校に入学した柊心晴(こはる)。
しょぼい仕事しか経験がなく場違い感バリバリな心晴だが、持ち前の明るさと空気の読めなさ(?)で周りの心をひきつけていく。


ついに連続ドラマに出られることになった心晴!

ベテラン女優・渋沢夏代に「まだまだ子犬ね」と言われる心晴。

恋愛だけは経験していないと演技できない…?

そう思い始めた途端、漣のことが妙に気になりだして…


りぼんで安定した実力と人気を誇る酒井先生の新作4巻!!


゜・:,。゜・:,。★゜・:,。゜・:,。☆

ひっ、今さっきまで主人公の名前勘違いしてた!ここはじゃなくてこはるだったのか。


酒井まゆさんはりぼんになくてはならないベテラン作家です。絵が繊細でちょっと影のある作品を描く。作品に自分を投影させる傾向があります。
でも最近はそこから距離を置けてきているかなと思ったり。

主人公の心晴は女優を目指し芸能科に入った女の子。
突き抜けるほどアホなのですが、恐ろしくピュアでポジティブ。彼女に絡んだ子は心晴をほっとけなくなり、いつの間にか人気芸能人が彼女を囲んでいます。
しかし恋愛にうといので、幼なじみ・景の気持ちに全く気付いていません。
この主人公の描き方がとてもよく、「いい作品だな」と思っています。

が、今回はついに恋愛モードです。
 

心晴と漣が世間に認知され、ついに少女漫画原作のドラマに出られるようになりました。主役では、ありませんが。

原作もやたらにキスの多い漫画らしく、漣と主役の高瀬アイリとのキスシーンで心晴はモヤモヤしてしまいます。

さらに心晴もアイドルの有坂遼雅とキスシーンを撮ることになり、

困惑。

芸能界ものあるあるですよねー、好きでもない人とのキス。

「漣だったらよかったのに」とうっかり呟いてしまって、ようやく心晴は恋愛感情に気づきます。

 

ところが、アイリと遼雅、昔付き合っていたらしいのです。

遼雅はまだあきらめていないらしく、心晴は首を突っ込んでしまいます。

でも彼らが別れた理由は「格差」。アイリがどんどん有名になっていき、つらくなって別れを切り出したそうです。今でこそグループでデビューして対等になれたものの、わだかまりがあるという。

その話は、心晴にも響きます。

「私も好きな人いるよ その人を追いかけてるんだ」

漣の演技力は圧倒的。心晴はずっと、彼を追いかけてきたのです。

 

この巻で心晴と漣はお互いの気持ちを確認し、めでたく両想いになるのですが、ドラマの仕事はなんとなくライトな雰囲気だったな、と思いました。

(あまりアイリについては描かなかったし、ベテラン女優渋沢夏代も何のために出てきたのかなと思ったのですが…おそらく3巻の彼女のセリフが後々関わってくるのかな)

 

が、ラストであの氷上監督が!

映画に心晴と漣を指名し、さらに「彼」も入れてくる。

ここからが本番といったところだと思います。

 

 

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