アンサングシンデレラ1-2巻

荒井ママレ・ゼノンコミックス

 

平台に積んであったのでなんとなく1巻購入。2巻は最近発売。

病院もの、お医者さんもの、ナースものはたくさんありますが、これは病院勤めの薬剤師さんの話です。

薬剤師というと国家資格なので、職業としては「高給」のイメージですが、大病院勤めだと医者が言う事聞いてくれないし、病院の規律に従わなきゃいけないし、給料お安めだし…やはり「やりがい」がないとできないようです。

しかし入院している患者さんの薬や、救急の点滴も出さなきゃいけないのにそんな給料でいいのか?と思いましたね。

それからこの漫画、病院内の「接遇(身だしなみ・マナー)」について取り上げたり、逆に外の「ワンオペ薬剤師(ヤベエ)」について描いてきたりするのです。お仕事ものにしてはなかなか手広い。

1巻がすでに7刷。主人公は若い女の子だし、いずれドラマ化するんじゃないかなと思います。

 

 

 

燕のはさみ3巻

松本水星・ハルタコミックス

 

完結巻でした。水島さんが出てきてからナリを潜めていたお坊ちゃんがここぞとばかりにぐいぐい出てきたぞ。

大正という時代背景で女の子が留学とか、結構とんでもない事やらかしたなあと思うし、それをあえて手放すお坊ちゃんもすごいな。

ただ、突然終わった感はあります。絵は圧倒的に上手いしもったいない感じ。そして二人は結局将来どうするんだろう。リアルなようでいてそうでもないような不思議な感覚を味わいましたが読みごたえはありました。

 

 

 

終末フレンズ1巻

久世みずき・ボニータコミックス

 

ちゃおから円満卒業した久世さんがなんと秋田書店からコミックス出しました。ここにたどり着いてしまったのか!

いきなり世界が滅んでしまい、主人公と同級生の二人っきり。

しかもその子は主人公が普段イジメていた子だったのだが

ボンヤリしているわりにサバイバル術に長けている。

ワナのかけ方とか、水の集め方とか、ガチのサバイバル方法がみっしり書かれています。

でもなぜ世界が滅んでしまったのか、なぜ二人だけなのか、他に人間はいるのか…?コメディ短編連作なのでそのへんは全然わからないまんま。

あとちゃおではベテラン作家だったんですけど、俯瞰して眺めると「足りないもの」が見えてきて気になってしまいました。

ちゃおでは描けないものが描きたくて卒業されたわけですが、こういう「Howtoもの」が描きたかったのかな?

 

 

 

プ女と野獣1巻

安曇ゆうひ・ベツコミKC

 

表紙買いですね。少女漫画でレスラーに恋してもいいけど、「悪役」でしかもガチ体形描いてきてるじゃないですか。

主人公は悪役レスラーが推しのプ女子(プロレス好き女子のこと)。SNSのつぶやきに毎回直リプしているのだが、思い立ってファンレをしてみる。

向こうが手違いで「ファンレするなら写真送れ」というリプをしてしまい、自撮りの写真も同封すると、試合の出待ちで声をかけられ、いきなりキスされてしまう。

 

直リプとかキスとか「プロレス界ではそういうのアリなのか」とプロレス知っている人に訊いてみたら結構あるらしい。ただ、二人はただひたすらにピュア。主人公がまだ女子高生だと知り(美人だが見た目がかなり老けてる)、向こうは困惑してしまう。

そしてとった行動は…

ん?これ「PとJK」みたいな流れになっているけど?

 

これも漫画アプリPalcy発らしいのですが、だからなのか、やたらにコマが大きく絵が荒い(線が細いとレスラーと絵が釣り合わなくなるからかもだが、一回目は線細い。そして太さと丁寧さは違う)。

主人公が何故わざわざ悪役に恋しているのか、そこの説明がない(悪役推しの気持ちはわかるのだが、それは一般論だし)。一方のレスラーもなぜ彼女じゃなきゃダメなのかが分からない(女性ファンほとんどいないし、直リプを生きがいにしていたらしいのだが、写真を見たということがマイナスになってる。そのリプの印象的な言葉が一つでもあれば納得するのに)。

この一冊で「キスされて電話番号まで教えてもらったが未成年だとわかるとSNSでもスルーされ、待って、モメて、また待つ」という内容です。

プロレスという題材を引っ張ってきて、なおかつ作者もプ女子だというのにプロレスの良さが引き出されていない。出待ちとか、技かける場面はちゃんと書かれてるのになあ…惜しい。

誰か監修つけてくれー

 

 

 

コールドゲーム3巻

和泉かねよし・フラワーコミックス

 

今回、アーサーの過去についてただひたすらに描かれていました。

第二王子として生まれたアーサーは子供の時、閉じ込められていた他国の戦士ヴァリーと出会い、戦い方や生き方などを教えてもらいます。

ところが父王がなくなり兄が王位につくと、アーサーは冷遇される。仲良くしていたヴァリーをその手で処刑しろというのです。

野蛮な世界の野蛮な王様っすよねえ…

で、主人公のスミレはこの巻で、なんと「修行」しかしてません。

(この人の漫画は文句なしに面白いんだが、一回がだいたい60ページ、コマが大きくて情報量が少ないんだよな…)

そして王女の身代わりであるカミラがおかしくなり始めます。

しかしカミラが死んでしまうとスミレも帰らなければならないのでは?

 

 

 

水槽夜曲1巻

和泉かねよし・フラワーコミックスα

 

同時発売。連載を同時にやるのどうよ(だいたいコールドゲーム隔月連載だし)?と思ったんですが、

こっちのノリは「メンズ校」に近いです。あれ、面白かったんですよね。

主人公(32男)、仕事はできるけどコミュニケーション能力が著しく低い。なんでもできる同期(男)に恋?している?

ところが突然「泊めてくれ」と言い出すアラサー女子が現れる。

ムチャクチャな勢いで主人公のマンションに居候。

主人公はほだされるどころか本当に他人といるのがムリなので吐いたりしてる。

ただ、彼女のチャランポランさが主人公を助ける場面もあり、変な関係になりつつあります。

そして、一番ラストでとんでもない展開になって笑いました。

これはひどい。どういうことだ。

 

 

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