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ハニーレモンソーダ 9 (りぼんマスコットコミックス)
475円
Amazon |
「自分勝手なこの気持ちは
三浦くんには言えない
知られたくない
嫌われてしまうかもしれないから」
ハニーレモンソーダ9巻
村田真優・りぼんマスコットコミックス
(りぼん掲載)
☆あらすじ☆
中学では「石」と呼ばれ、いじめられていた石森羽花。
「環境じゃなくて自分を変えたい」と、自由な校風の八美津高校に入学。そこで出会ったのはレモン色した髪の三浦界くん。
三浦くんとの出会いが羽花に刺激と輝きをもたらした。
二年に進級した羽花たち。進学クラスを選択した羽花は三浦くんと離れてしまう。
美術部に入り勧誘もしっかりできるようになった羽花だが、
三浦くんのクラスには羽花と言動がそっくりな岩川奈乃が。
菜乃と仲良くなる羽花。しかし奈乃はだんだんと三浦くんに近づき始め、羽花に新しい感情が芽生え始める…
きらめく生活へ地道に動く。それが一番キラキラしてる!!
村田真優先生の真摯な作品。
☆☆☆
立ち止まったり悩んだり、憧れたり届かないと思ったり。自分にはないものを手にいれようとしたり。
青い時代に抱きがちな感情をどう解決するか。主人公のダメさ加減がちょうどよく、うまく整理できているお話です。
主人公羽花はおとなしい優等生。どんくさくて受け身で空気が読めない。中学でいじめられていました。
ですが「ヤンキーに半分足つっこんだ集団」のアタマみたいな三浦くんが彼女を見いだします。
羽花は彼と一緒にいることでだんだんと自信をつけ始め、自分で世界を開いていく。
そして三浦くんと正式にお付き合いを始めます。
二年生へ進級し、羽花と三浦くんはクラスが分かれます。
あゆみたちがいるものの、羽花とは調子の合わないトンボや真凛が一緒。
しかし「前のクラスでは同情されていた」と思っていたクラスの子が、羽花の実力を認めていきます。自然に友達ができるようになってよかったねえと思うのですが、
羽花って引っ込み思案なだけでいろいろ万能なんですよね(特に体を動かす系)。
今まで部活に入る余裕もなかった羽花、ようやく美術部に。新入生歓迎会でも頑張って部活紹介をします。
張り切る羽花の姿を見て、「一人でも大丈夫」「界がいなくても」と周りに言われる三浦くんですが、
もうむしろ、三浦くんが羽花を手放せない状態になっていたりしますね。
三浦くんを狙っていた女子はほとんど「入るスキがない」とあきらめモード。
ところが、その「スキ」に入ってくる子がいたのです。
慌て者でどんくさくて、言動もしどろもどろ。入学したての羽花みたいな女の子が三浦くんに近づいてきます。
彼女は岩川奈乃。名前もなんとなく似ています。
羽花は彼女と知り合い、似ているので仲良くなるのですが、羽花が一年前されていたように周りが彼女のどんくささをほっとけなくなり、そして同じクラスの三浦くんが「岩川係」にされてしまう。
そんなところを遠くから見ていた羽花は心がザワザワしてきます。
──先に出会っていたら、どうなってたんだろうな
なんて言われる始末。
羽花は、初めて独占欲というものを知ります。
そんな気持ちが嫌で、ぐるぐるしてしまう。
ですが、奈乃のキャラクターは実は作り物です。
三浦くんどころか高嶺くんにまで正体を見抜かれるのですが…
信じている羽花はどうケリをつけるのでしょうか。
奈乃がやっていることは三浦くんに近づくことだけじゃなくて、
羽花が一年間一生懸命やってきたことを見せつけて
「お前はあざといんだよ」と羽花に突き付けているわけですよね。
羽花は超つきド天然ですが、三浦くんに拾われたという偶然は否定できない。
少女漫画のお約束っちゃお約束なんですが、そこを許せない読者もいるでしょうし。
そういうとこの清算でもあるんだろうと思います。

