「わかってる?

自分がどれだけ残酷なことをしてるか」

 

 

これはきっと恋じゃない9巻
立樹まや・KCデラックス
(lineマンガ掲載)


☆あらすじ☆
三ツ矢ひびきは音楽大好きな女の子。恋より何よりバンドがやりたい!その一心でドラムをやっている。
ひびきはSNSで知り合った六久保唱と四ノ崎律、3人でバンドを組むことに。
ただしバンドの掟は「恋愛禁止」。昔唱と付き合った八乙女樹実(HNくるみ)が他のメンバーと浮気して逃げたからだ。

唱がくるみを突き放したため、くるみの関わった曲はすべて歌えなくなってしまった。

スクバト準決勝で五条の「&0」に勝ったひびきたち。

いよいよ最後のバトル、と意気込んでいる三人だったが、律は親から「いつ辞めるんだ?」と言われ…

 

繊細な恋愛を描いた「塾セン」の立樹先生がデジタルコミックに登場!!
なかよしの実力派です!!


☆☆☆


この漫画はなぜ…律ばかりをいじめるんだろう…


ドラムのひびき、ギター&ボーカルの唱、ベースの律。バンド「ロックフォーザサン」は恋愛禁止。

直前までマネジメントを扱うくるみ(唱が好き)がいたのですが、

「唱だけならデビューできる」「二人は売れたら呼べばいい」などの発言をしたため、唱がバンドから追い出してしまいます。
ところがやはりただでは起きないキャラだった。今度は轟太のバンド「WILDY」のマネジメントをしているのです。

決勝はこの2バンドの対決となります。

 

ひびきと唱は運営から「恋愛ソングで戦え」と言われても「頭の中音楽でいっぱいなんて幸せ!」と騒いでいますが、律の胸中は複雑。

彼は名門進学校に通っていて、親には「学業優先」と約束していたのです。一年生なのに、春休みの講習が詰まっていてバンドの練習が難しい…

そして、中学の時は「音楽をやること」なんて夢のまた夢だと思っていたのでしょう、くるみに「いずれやめるだろう」と告げていたのです。

 

くるみはそんな律に、唱がスカウトされていた話をします。

お前は足手まといなんだ、いつまで唱を縛るつもりなんだ。彼女はじりじり律を追い詰めるのです。

 

唱にフラれたくるみには、もう何もないのです。

彼女がやりたいのは、WILDYを勝たせることじゃない。

ロックフォーザサンをバラバラにすることです。

唱のいう「三人の絆」が嘘だと、たたきつけるつもりなのでしょう。

 

しかし、それをひびきではなく律にやってしまうあたりが怖いんですよね。ひびきに攻撃しても彼女ならすぐ立ち上がってしまうからか。

心がボロボロになった律は五条に「代わりにベースをやってくれ」と頼み込み、バンドから逃げようとします。

ひびきが異変に気付きますが…やっちまった…

ますます三人の間に亀裂が…?

 

 

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