鶴瓶の家族に乾杯を見ていたらさくらももこ氏の訃報が飛び込んできて驚きました。まだ50代。早すぎます。

謹んでお悔やみ申し上げます。

 

 

 

…ですが、私はさくら氏の「ちびまる子ちゃん」が嫌いです。

これは私がこの漫画に出会った時から30年ずっとなので、どうしようもない。

何故嫌いだったのかをTwitterになんとなく書きましたが、せっかくなのでこちらにまとめます。

 

 

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そろそろちびまる子ちゃんがりぼんに与えた影響と私がなんでアレ嫌いなのか語っていいよな。 ちなみに私はエッセイも遮断してるし、作者の人格についても知らんのであーみん先生の事は別だ。

 

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私がちびまる子ちゃんを読んだのはりぼんを買い始めた時。たしか親戚の七五三の話だったと思う(1986年11月号)。 りぼんの華やかな世界に憧れ、あとはコメディが読みたかったので 「なんだこの絵は…話も不愉快なだけだし」と小学生の私は思ったわけです

 

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そして私はおそらく「みぎわさん」的な小学生だったので、 いろいろと心に刺さることが多かった。

そりゃみぎわさんも問題あると思うけど、 あの漫画は大野君と杉山君が全部許されて藤木くんや永沢くんには何してもいいみたいな空気がある。 

あれ、スクールカーストだよね?

 

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好きなキャラは山田くらい。

藤木君と永沢君にも問題はあるかもしれないが、彼らの心情には目はむけられない。 そういう、まる子を通した「冷たい目」があの漫画に横たわっていた。

作者の人格には触れないけど、世代的にはバブルで「シラけ世代」ですよね。 顔真っ赤にして頑張る人を馬鹿にする世代。

 

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まる子がとある女子と掃除係になる話。サボる子に掃除するよう注意するも、男子にそのそぶりをマネされたりして泣き出す女子。

でも、まる子は横で顔に線出して引いてるんだよね。

私はブチギレた。やるせなすぎる。 

よくあることだけど、あれで心が折れる子はいる。

 

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そしたら「アニメ化」となって「え??????」って思ったわけ。 そして、いつの間にかあの漫画に「国民的フツーの人漫画」というキャッチがついた。

そして私は「フツーの人ってなんだろ」と戸惑った。 

フツーってなんですか?今だってわからない。

 

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しかし当時は「フツーであること」を強要されていた時代。 

ああいうキャッチが刺さるのは、羨ましい人なんだよ。

フツーに生きられる人なの。 

すでに私はフツーではなかったから、フツーのフリをしなきゃいけないのかな?って思った。

 

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あの漫画はまる子がよしとした人はいい目に遭うけど

まる子が見捨てたらとことんダメだよね

なんでお前が人の良しあし測ってるのと思うし、どうしてお前は冷笑してないと生きていけないんだ?と思った 

ホントはフツーじゃないのに、そこから目をそらそうとして他を叩いている感じ?

 

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おそらく「フツーの人漫画」は編集部の考えたキャッチだし

作者とは乖離したものだったろうけど、作者もそれにノッてきた感じはする

そしてりぼんはだんだんと、雑誌全体で冷笑する向きになってきた

 

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りぼんのヒロインはわりと「世間体」を気にする。 

おとなしい女子が戸惑いながらそれに苦しむのは星の瞳などでもやってたけど

タフな女の子が周りを気にして告白をためらったり男子にツンデレする漫画が増えてきた。

一番似ているなと思うのは小花美穂。 子供が一歩引いてシニカルにしてるこどちゃ、苦手。

 

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その頃天ないが終わったのでもう世代じゃないと思いりぼん買うのやめたんだけど

あとでこどちゃ読み返してもやっぱりどうにもこうにも、紗南がスレまくっていた

そこにまる子が重なる。

紗南は過去が重いのでわからなくはないんだけど、りぼんはそこを好転させる、というステージに今もたどり着けない

(紗南は途中から声が出なくなり、そこからクライマックスへ行きますが、何故そういう「悲劇」でしか物語を動かせないのかと思ったりするんですよ)

 

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槙ようこも春田ななも小花美穂の弟子である酒井まゆも、ヒロインが世間体を気にして体面を保とうとする。

周りの事を気にするから、好きな相手にすら酷いことができる。 

種村さんはそういうことをしない人だったが弟子は続かなかった。

 

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2000年以降ちゃおがりぼんを追い越したのは当たり前。 

「頑張っている人を笑う暇なんかない、自分が頑張って夢をつかもう」 こういうテーマで話を作っているから。 

売れなくなったりぼんは「ブルーフレンド」「セカイの果て」等、もっと「冷たい目」を研ぎ澄ましていく。ときにはあざとい形で。

そして「なないろ革命」「さよならミニスカート」へ。

 

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まる子が始まって30年。あーみんテイストを追い出し、他の作家に冷たさを波及させた。

りぼんは「まる子の呪い」から抜け出せないまま、他誌に抜かれて現在15万部だ。

 いっとくけど、あーみんがいなくなった途端にりぼんは部数おちたからな? ある程度、あーみんが支えた部分はあると思う

 

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正直なとこ「ルナティック雑技団」がりぼんオリジナルに動いた時点であーみんは読者に受け入れられなくなったんだな…とは思ったんだけど

 あれから一切、りぼんに面白いギャグは存在しなかったし(チャチャくらい)、 誰かをコケにしないと気が済まない冷たい漫画ばかりだった

 

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りぼんは昔から、優等生でお行儀のいい子が読むものだった

「りぼん読者はキャリアウーマンになり、なかよしの読者は主婦になる」

そう本に書かれたこともある

だから周りの目を気にしていたし、世間体に悩まされるヒロインが描かれていたら「わかる!」と共感したのかもしれない

 

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自分のスタンスを変えるわけにはいかず、優等生の顔をしたまま変わった人を冷笑して「しなやかに生きる」。 

それがりぼん読者なんですよ。 

かといってなかよしは明るいけど話に整合性がなくてちょっとな…と当時思ってました

 

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なかよしの漫画に「整合性」をもたせたのがちゃおだと思います。

ぴょんぴょんと合体した後のちゃおはなかよしの系譜です。

セラムンの後釜を作ろうと編集部が外部を入れまくったのでなかよしの投稿者が呆れてちゃおに流れたのです。

「12歳。」のまいたさんはなかよしデビュー経験あり。

りぼんはなかよしとちゃおにひっくり返されたのです。

 

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りぼんは付録にまる子の別冊なんかつけてないで、早く脱却しないと ・・・終わるぞ。 (現在、その中で頑張っているなと思う新人さんもいるんだけれども)

 

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アニメの方もテレ東がポケモンをぶつけてくるそうなので、

いい機会だしアニメも終わっていいのではないかと思っています。

女児アニメはいろいろなバリエーションが出てきたし、

明るくて人の頑張りを無下にしないものばかり。

時代は変わったと思っています。

 

 

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