「それだけのパワーを生み出せる恋って言うのは

やっぱりすごいものだと思うし

羨ましいなって思う時もある」

 

 

リビングの松永さん4巻
岩下慶子・デザートKC
(デザート掲載)


☆あらすじ☆
親が祖母の介護をするため一人で暮らすことになった女子高生・園田美己(みこ)。

叔父が経営するシェアハウスは、ミーコ以外みんな大人。家事も下手だしやっていけるか心配になるミーコだったが、松永はガミガミ言いながらも優しくて世話を焼いてくれる。ミーコの頭の中は松永のことでいっぱいになってしまう…

 

松永さんの誕生日パーティーをやりきったミーコ、松永さんに「あとで俺の部屋に来い」と言われる。

一体どういうこと?!

そして、なぜか松永さんが北条との仲を勘違いして…

 

無自覚イケメンとハプニングの連続で頭が混乱しそう!!
いろんな人と交流する女子高生の成長を描くシェアハウスライフ。


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読んで一言。「あ、朝子さ──ん???」

彼女タフだ…

主人公はよくある「一人暮しするハメになった普通の女子高生」。
叔父さんが経営するシェアハウスに入ることになったのですが、住人はみんな大人です。

ネイリストの朝子、大学生の北条、バーテンダーの健太郎、謎の住人服部さん、

そしてデザイナーで一番年長の松永。
 

顔つきが怖くて少々チンピラくさい外見の松永さんですが、職業がデザイナーなので外に出ることが少なく、ミーコとの接触が自然と多くなります。

デザイナーとしてのプライドが高く、「口うるさい昔のお父さん」タイプ。そのわりにガキなところもあり、半裸でハウス内をうろつきます。がさつなわりに世話焼きでミーコは途端に恋に落ちてしまいます。
うっかり告白してすぐ打ち消したミーコですが、松永さんはわりとまんざらでもない。

部屋に呼ばれたミーコ、もしや…?と思ったけどもちろん大したことはありません。

が、やっぱり「頭突き」されそうになってキュンキュンしっぱなし。

 

ただし、この巻から「ついに話が動いたな」という感じです。

北条とは一緒にバイトしているだけなのに、うっかり誤解されやすい部分だけ松永さんが見てしまい、

健太郎に愚痴ったり。

でもそれは北条がミーコに「黙ってろ」と言ったせいだったから、二人で謝って逆に松永さんが意識するようになったり…

 

そして、夏休みが明けると、産休代理の先生がミーコの女子高に赴任してきます。

名前は小林夏未。27歳。美術教師で顔が小さくてかわいくて、しかも性格が男らしい‥というか松永さんによく似ているのです。

そして、「好きな人はいないけど、困る人がいる。忘れられない人」と言ったり。

おそらくは彼女と趣味嗜好が似通っていて、やることなすこと同じ人に出会ったんだろうと思わずにいられない。

 

一方で健太郎が北条に昔シェアハウスにいた「小夏」さんの話をします(ミーコは盗み聞き)。

松永さんとは修羅場…とか浮気とかそういうことじゃなくて、いろいろしんどくなったんじゃないかと想像しますね。

 

さて先生と「小夏」さんが果たして同一人物なのか…70%くらいはそうかなと思うんですが、

そうだったときミーコはどうするんだろう。松永さんはもう、吹っ切れているような気もするんだけど…

松永さんはミーコとの「年の差」をとても気にしていますからね。

松永さんの「過去」は通らなければいけないイベントだったんですけど、正直ずっと関係なくイチャイチャしててよかったんだけどなと思ってしまいました…ゲリラ豪雨の中キャンプしてみたり、やることやってるんですけどね。

 

講談社のラブコメは無駄に接触シーンが多いのですが、松永さんだと「どんどんやって!」と思えてしまう。

表情が豊かで、ガラの悪い部分やガサツな部分もまとめて魅力的で、そしてミーコにはおでこゴツンまでしかしない。

その絶妙さがいいのです。

今回話が動いてしまったため、ちょっと物足りなかった…。

あとは北条のキャラが恋愛漫画に珍しいタイプだなと。

彼くらいの年齢だと全然珍しくないのですけどね。恋愛に興味がないって言うのは。

ただ漫画に出すと動かないから出てこないだけ。

彼がミーコと松永さんを眺めていて少しずつ「いいな」と感じていく様子、追っていくのもアリかもしれません。

(でも、手を出してくれるなよ…)

 

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