「違う‥!!
ラスボスを上回らなきゃとか‥
ビターを引っ張り上げなきゃとか‥
そうしたいのは俺だ!!
シュガーじゃない!!」


天使とアクト!!14巻
ひらかわあや・サンデーコミックス
(週刊少年サンデー掲載)


☆あらすじ☆
凰生為人(いくるみあくと)、政治家の父を持つセレブで優秀なイケメン。しかし声は天使のような女の子!!
そのせいか否か、高飛車で俺様な性格。
人気声優春坂なりとの衝撃的な出逢いによって、アクトは声優になって彼女を追いかける。

アクトは「戦隊ガールズ」の主役を勝ち取ったが、仲間役の清々雲昴が上手すぎる上にアクトたちとのやり取りでは満足していない。
そしてアニメ創成期から声優をしている玉貴朱鷺子がラスボス役として現れる。朱鷺子は昴を引き上げ、アクトは窮地に立たされる。
しかし朱鷺子が倒れてしまい‥?!


「國崎出雲の事情」で新しい世界を切り開いちゃったひらかわあや先生の声優ラブコメ14巻。
そしてついに、「丸虫」なりが‥?!


☆☆☆

「天使とアクト!」は「見た目が女の子」だった「國崎出雲の事情」に対し「声が女の子」というまたまたイカれたキャラクターが主人公です。
アクトはセレブな生い立ちと声のコンプレックスで非常に傲慢な性格をしています。基本的に人とマトモな関わりができません。
しかしアクトは声優春坂なりと出会い、声優の世界に飛び込みます。

アクトはなりと並ぶため、なりが初代を演じた「戦隊ガールズ(プリティでキュアキュアっぽいやつ)」の役をつかみました。これで売れっ子声優の仲間入りですが、一年間演じきらなければいわゆる「大爆死」になってしまいます。
いままで個性的すぎる面々とやりあい、なんとか「仲間」として引っ張ることができたのですが‥昴は想像以上の難敵でした。
上手すぎて他の演者を食い荒らし、しかも自覚がない。役になりきる憑依型なので周りの様子に目が届かない。ですからベテランや天才声優でないと「楽しかった」と思えないのです。
そこに大ベテランの朱鷺子が現れて昴を引きずりあげてしまう。チームの意気はガタガタに。
アクトは昴に、自分の想いを不器用ながら伝えます。

一方高齢の朱鷺子、体調が思わしくなくラストまで別録りになってしまいますが彼女もプライドがある。
「最終決戦はテストなしリテイクなし一本録り」
アクトが望んでいたガチンコバトル勃発です。

収録の中でアクトはどうやって昴をこちらに寄せられるのか悩みます。結論は冒頭の抜粋に。



‥さて、シュガーガール編はそのアニメの迫力と共に見応えあるものとして終わりました。アクトも気がついたらハタチになり、お酒を飲めるようになっています。

アクトがシュガーガール役をつかんでから、アクトは意識的になりと会うのを避けていたらしいのです。しかもまるまる一年。
中学を卒業したらしいことは知っていたのですがそれ以外はさっぱりで、話をきいた総生はニヤニヤ。
一体なんなんだ、と思うアクトですが、そこになりが現れます。
 

まるで幼虫が羽化したように、
一際目を引く女子高生になって。
 

私はなぜなりがあんなに小さかったのか、そして突然出番がなくなったのか不思議でした。
本誌でこれ見たとき「やられた‥!!」と思いましたよ。

ようやくアクトとなりが「視線」を合わせる時が来たのです。
アクトは仕事で追い付き、
なりは身体的に追い付いた。
そしてなりは、「とあるアクシデント」で自分の気持ちに気づいたような‥?

私は二人が恋する前提で読んでいましたから嬉しかったですね。

しかし、二人の関係は「恋愛」で収まるものなのか?
ひらかわ先生は単純なことは描かないと思うのです。

そして現在本誌もどえらいことになっていて実に落ち着きません‥

 

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