ミステリと言う勿れ1巻

田村由美・フラワーコミックスα

 

田村先生といえば実をいうと「巴がゆく!」しか全巻読破してなくて、BASARAは友達に借りていたものの途中で読まなくなって、そのまんまですね。

昔は背景とか油性マジックで描いていた人だったのですが今はそんなわけがなく…おっと、もうそんな昔とは全然違うし、いうなれば男性でも読む少女漫画家の重鎮みたいな人になってしまいましたね。

で、これも口コミで情報が回ってきて面白そうだなと思って買ってきたんですけど、

うんあれだよ。これ多分今年の「このマン」にランクインするよ。間違いないよ。しかも5位以内。

作家知名度、2巻発売が夏、内容、どれをとってもこのマン大好き要素満載。

主人公は大学生なんだけど、いきなり殺人事件の容疑者にされてずっと取調室から出られなくなる。

ところがこの久能整(ととのう)、やたらに知識とか雑学が豊富で口が立つ。

「口が立つ」というのもなんか語弊があるな。ぽつりぽつりと喋りながら、取り調べをする刑事さんたちの心理をよみとり、そのスキマにそっと入ってつかんでしまう。自覚はない。

おかげで「この子はちょっと違うんじゃないのか、とりあえず近寄ってみよう」という刑事さんが増えていき、真相へたどり着いていきます。

とりあえず田村先生が好きな人や、ミステリが好きな人にはお勧め。

ただ、「フラワーズの読者にものすごく寄った漫画」だなという印象はあります。

そりゃ読者に寄り添うのは当たり前なんだけれども、整くんのお話する傾向が「権力のある男性に蹂躙される日本の女性を救う話」なんですね。これを読んだ私を含む女性はスッキリするかもしれないんだけれど、男性はうわっ、と思ってしまうかもしれない(そして、飲みこまざるを得なくて戸惑うかもしれない)。

そういうとこがあざといと思ったり思わなかったり。

犯人が分かったときのととのう君の追い詰め方も悲惨すぎだ。そう思って生きてる男性ゴマンといるわ。

 

 

 

 

星野、目をつぶって。9巻

永椎晃平・週刊少年マガジンコミックス

 

星野と付き合うもデートに使うお金がなくてバイトを始める小早川。こいつどんどん進んでくな。

で、そこで働いている間宮さんなんですがめっちゃ仕事できて厳しい人。ところが学校では男子とっかえひっかえの超ビッ〇なのです。

「例によってまた闇の深いキャラが出てきたな」と思ったのですが、本人的には違うと言っている。自由に生きるのが好きです!と言ってる。今はそういうことにしておきましょう。

一方加納さんは黒ギャルをやめ松方さんの漫画の手伝いをしようと追っかけまわす。松方さんはいじめられた相手に心を開くわけにいかず逃げ惑うのですが、加納さんは「小早川に認めてもらうにはお前と仲直りしなきゃいけないんだ」とキッパリ。

私はどのヒロインよりも加納さんが好きなのですが、彼女が得なきゃいけないのは小早川じゃなくて友達なんだろうな…と感じています。

松方さんもホントにどうしようもない闇の住人ですからね。この子こそ、小早川が好きとか言う資格ないよなって思ってます。

 

 

 

コレットは死ぬことにした9巻

幸村アルト・花とゆめコミックス

 

ぶっちゃけコツメちゃんが主役の巻。

この子が出てきてからちょっとこの漫画の方向性が変わったのかな?という印象があります。

ポセイドンに捨てられ、チャンスを得るためにハデスの下で修行をしていたのですが、再びポセイドンのところへ戻れるか?というとダメで…

このダメだった理由が解せないんですよね。お前ら神様だろうにと思うんだけど神話の神様だからしょうがねえのかな。これじゃただの就活だよなって思ったりもしました(就活の子が読んでいる可能性は高いよな)。

そんなわけでコツメちゃんはハデスの家来として正式に採用。ガイコツさんたちもコレットも大喜びだからいいかな…

 

 

 

 

やめときゃいいのに読んでは売り読んでは売りを繰り返しているこの漫画。主人公のアニキがぶっ殺したいほどドSでそれだけで嫌悪感があるんですけど、今回の内容は特に胸糞でした。

主人公の学校は行事のパッとしない平凡な学校で、そういうとこが花ゆめらしくなくていいなと思っていたのですが、

理事長の孫が入学してきて、うっかり「行事を楽しみたい」と言ってしまったことから、校長が理事長に媚びて突然大きな文化祭を開くことになってしまった。ノウハウゼロで困ってしまう生徒会と実行委員会。主人公が兄と彼氏に協力を仰いでどうにかするものの、校長が予算をいきなり削減してくる。

理事長の孫は「自分のせいだ」と追い込まれるし、周りもワタワタするし、しかも予算を削減したのは校長の横領だった…という体たらく。

それがバレて校長は懲らしめられたかもしれないけれど、孫ちゃんのストレスや実行委員会や全校生徒の苦労いかばかりかと。

でも主人公とそのグループは「なんだかんだ楽しかった」というわけ(主人公の節約力と付き合いの広さで材料費はまかなえてしまったんだよね)。

ちがうでしょ!お前らはそうだったかもしれないけど、

ほとんどの生徒は上層部に巻き込まれて嫌な思いしたんだよ!

おそらく次の年も「この調子で派手な文化祭やろう」とか言い出すんだよー。この学校のレベルと現実見ろよ。

本当に不愉快でした。

 

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