ヒーロータイムを押しのけたニュース番組にホイップが出てきたものの塩対応で一体何のために出したのか…

そもそも何のために時間が移動してしまったのか。他局と東映枠かぶってるやん。

でも視聴率的には悪くないんだそうです…

 

 

というわけで本日、「キラキラ☆プリキュアアラモード」が最終回を迎えました。

最終回は一年後、みんなが進路を決めた中、いちかがようやく動き出すというシナリオで

広げた風呂敷をちゃんと畳んだなという印象です。

 

今回はとても楽しく見せていただきました。

キャラクターがそれぞれ個性的でわかりやすく、変身バンクも素晴らしい出来。

「肉弾戦をしない」という宣言で不安になりましたが、

クリームを武器にした多種の攻撃や防御、捕縛などができており、

去年のやつよりよほど魔法っぽいバトルをしていたと思います。

 

主人公のいちかは個性的な両親の間に生まれたわりにかなり平凡な女の子でした。

勉強はできず、普通にお父さんがウザい。一応甘いものが大好き。

でも、海外で働いているお母さんにはいつも遠慮がち。いつも笑って本音をごまかしてしまう。

イチゴ山の爆発でペコリンと出会ってから、スイーツ作りを本格的に始めることになります。

とにかくいい子でバラバラな個性のプリキュアたちを否定せず、心を動かす立派なリーダーではあります。

 

同級生のひまりちゃんは成績優秀でお菓子作りの本を読みふけるおとなしい子。

小さい時に知識をひけらかした時いじめられ、それから友達もできなかった。

プリキュアになったことでいちかと仲良くなり、引っ込み思案な自分でもできることがあると気付く。

そして料理コンテストに出てみたり、研究書の作者と関わったりしていきます。

 

同学年のあおいはバンド活動に一生懸命な元気な子。

しかし日本有数の財閥令嬢で、ちゃんとマナーをしつけられているという一面がある。

プリキュアになったことでスイーツ作りをしなければならなくなったけれど、仲間ができたことによって助けられた部分もある。

音楽フェスで人が全然集まらなかったり、曲作りに悩んだり、メンバーの脱退があったり…

それでもまっすぐ音楽に突き進んでいきます。

 

高校生のゆかり。オールマイティの美女だが性格は気まぐれで読めないところがある。

何でもできるのにマカロンが上手くできず、スイーツ作りに入れ込んでしまい結局留学してしまうという火のつきようだった。

ジュリオのたくらみも正体もカマかけて暴いてしまうなど、プリキュアにしては有り余るスペック。

歴代プリキュアの中でもずば抜けた個性。おそらくこれからも語り草になるのでは。

ゆかりメイン回は必ず同じ脚本家が登板。制作側の入れ込みが半端なかったと思います。

 

一見すると男の子に見えてしまうあきら。本人はあまり気にしていない。

さっぱりした性格でゆかりと同じくオールマイティ。

病気で病院から出られない妹がいて、両親が看病のためそちらにつき、祖母の家で暮らすことになるが、ただひたすらに妹のことを心配している。

できすぎた性格なのだが、じつは「自分が何をしたいか」という欲がない。仲間の気持ちに寄り添うか、妹に心を砕くか。

妹の病気を治すため医学の研究を志す。それが心からの気持ちだと本人は言うのだが。

 

この5人、とことん「性格が違う」ということを念頭にキャラづくりがなされていたと思います。

「みんな違ってみんないい」というテーマをもとに、そんなに対立もなく仲良くやっていた。偏見を持っている様子もなかったですね。

最後の敵・エリシオは「いがみ合う世界がいやだから、いっそのこと消してしまいたい」というゆがんだ優しさを持っていた。

そうじゃない、いがみ合うのではなく認め合う、これがキラプリの考え方です。

テーマはブレていないし、プリキュアとして当たり前のことがクリアされていたのでストレスなく見ていられました。

そう、…前半までは。

 

いいプリキュアなんです。

だけど、致命的な欠点があるんです。

 

それは、プリキュアと、プリキュアに準ずるキャラが多すぎること!

そして、シエル。

 

 

ノワールに心を蝕まれたジュリオ。初期の敵として5人の心を揺さぶりますが、

実はスイーツ作りを志すいちご山の妖精ピカリオ。

双子の姉・キラリンが優秀すぎておいてきぼりになり、そこをつけこまれてしまうのです。

同じ日に生まれ、何かと比較されやすい双子。そして圧倒的な才能を見せつける片割れ。

彼に深く同情しました。

 

そしてキラリンは「綺羅星シエル」としてフランスから帰ってきます。

既にメディアに取り上げられるほどの「天才少女」としてもてはやされ、いちかたちのスイーツにもダメ出し。

プロとしての心構えも備わっており、自分にも厳しい。

ですがいちかたちがプリキュアだと分かると、妖精たちにとってあこがれの存在なので仲良くなります。

 

ジュリオが闇堕ちしたのはこのシエルのせいなのです。

当時修行に没頭していたのもあるでしょうが、ピカリオが苦しんでいたのに一切気付かず、ただ自分の才能を見せつける。

そもそもの性格もポジティブモンスターというか、人の気持ちに鈍感というか…

彼女が6人目のプリキュアになれたことが、終了した今でも理解できないのです。

プリキュアになれたタイミングでピカリオが敵の攻撃を受けて意識が戻らないまま療養してしまったのもあり、

シエルが謝罪しきれていないまま、ジュリオの気持ちを理解しないまま話が進行したのも解せない。

そしてシエルは5人と仲良くなり、一緒にお菓子を作り、楽しみ…

ピカリオはいちご山で眠り続けたまま。

彼は努力が足りなかったかもしれない。しかし天才を超えるほどの努力をしなかったこと、誰が責められるというのか。

しばらくして復活しますが、彼は勝手にシエルを許してしまっている。

敵と戦える力があるので、ファンの間では「彼はプリキュア史上初の男の子プリキュアになったのではないか?」と言われていますが

プリキュアとしての名前がない以上、やはり脇役なのでしょう。

しかし彼の存在は私の中でシエルより大きいのです。

 

シエルが出てきて5人に絡むようになると「ジュリオを傷つけたのによく笑っていられるなあ」という気持ちがぬぐえなくて、見づらくなってしまいました。

むしろもう一人の幹部・ビブリーの方が傷ついたジュリオの気持ちに寄り添えていたし、彼女の方がプリキュアにふさわしかったかなと。

ノワールに捨てられたビブリーとシエルのぶつかり合う回があるのですが、ビブリーの言葉の方が説得力あったりするのです。

彼女も改心してキラパティの店員になったため、結局店には8人のキャラがいることに。

これは多すぎます。

5人いるプリキュアはプリキュア5とスマイルプリキュア。

5はミルキーローズが追加されたけど二年放送した。スマプリは追加戦士がいなかった。

しかし今回は一年で6人のプリキュアを動かそうとしたのです。

 

無理がありますよ、6人って。

それぞれのキャラのメイン回だってまわしきれませんよ。

大体前半でもペコリンが出てこない回があったりするのです。妖精キャラがお休みするプリキュアは初めてらしいです。

長老含め、かなり空気だったと思います。

そして、「ひまりは家族が誰ひとり出てこなかったぞ」というファンの呟きが…!

個性の詰まったキャラがいるのに、それを活かしきれていないという悲劇。

「お嬢様で頭もよく執事の水嶌と微妙な関係で、しかもバンドやっててあこがれの歌手がいる」あおいの設定がもったいない。本来なら三人くらいのプリキュアにあてがわれる設定でしょう。

あきらは妹に家族を取られて葛藤はないのか。最後まで他人本位なところは変わっていなかった。

ゆかりがスイーツの勉強を志すきっかけはどこに?
そしていちかは「笑って悲しみをがまんする」というクセが長所のように扱われていたのが切ないですね。
母との別れの時にちょっと本音を言えたくらいで。
シエルを持て余してるなあ…という回(他プリキュアメイン回)も多かった。
彼女が口出しするとまとまらないのが分かっていたからでしょうが、だったら何故彼女を作ったんですか。

ドキプリに対する不満に近かったですね。あれもあぐりが邪魔と言うか、生意気だったというか、下手なブラフだったというか。
ありすが不遇になってしまいましたし。

これがおもちゃ業界の闇ってやつか。追加戦士はもう避けられない。

それでもゆかりとあきらの「親友を越えた関係」にモダモダしたり、
ひまりちゃんがかわいかったり(私はひまりちゃん推しだったんですよ!)
あおいのバンド活動が妙にリアルで楽しかったし、「神回」も多くありました。
あおいちゃんの曲はかっこよくてほんとーによかったなあ。

そしてEDが前期も後期も宮本佳那子さんで非常にノリがよくダンスもかわいくて見ごたえがありました。
全体的にはいいプリキュアなのですが、自分的に格付けするとやっぱりハトプリ・GOプリ・スマプリがベスト3で、ハピプリやドキプリに並ぶくらいかなあという感じです。

来週から「HUGっとプリキュア」が始まります。
キャラデザが川村さん、シリーズディレクターが佐藤順一さんというとてつもなさ、これで何を失敗すると言うのか??
OPも宮本さん。
初期プリキュアは3人で、追加があっても5人は超えないでしょう。
とても楽しみです。

 

 

 

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