愛されるより〇されたい1巻

ユーキあきら・ジャンプコミックス

(ジャンプ+掲載)

 

りぼんの漫画を紹介するんだろう?なんでジャンプ?とお思いでしょうが、この人は元りぼん作家です。

 

 

アラサー以上の方はだいたいわかると思います。おじぞークエストは結構人気ありましたからね(自分はほかの漫画の方が面白かったと思うけど)。

それからしばらくして赤丸ジャンプあたりで読み切りを発表するようになったんで「まじか」と思いましたが「この音とまれ」のアミューさんの例があるので最近はフツーになってきたかもしれません。

 

内容としては学園ホラーなのかな?という感じ。

志望校落ちて滑り止めの学校に通う優等生の男子が、かわいい女の子に迫られるも、その日から不可解な死亡事故が起こるというやつです。

どう考えても女の子がヤバい感じなんですけれども…

話としてはまあまだ謎がありそうなんで気になるんですが、

それより気になるのは、りぼんで描いていたときと絵柄が変わらない、いや、少年誌だと気負って線がふとくなりカタい印象があり、あれから時間が結構経っているのになんでかなという気持ちの方が強いです。毎週描いているからかな。

少女漫画の絵ってのは他への互換性がないよなとつくづく思うんですが、

別にそのまま描いても構わないような気がするんだよな。プロで連載してた人なんだから。

 

 

 

 

きらめきのライオンボーイ4巻

槙ようこ・りぼんマスコットコミックス

 

で、私がりぼん購読していたころおじぞークエストも槙さんの連載もあったはずなんで、二人はほぼ同期ぐらい(ユーキさんの方が前かな)とみていいと思います。

この人もいろいろあって講談社のARIA行ったりしてたけど、こっちは背水の陣なりぼんがほっとくわけがなく、こうして出戻ってたりするわけです。

 

昔のりぼんだと、そーだな…アラフォー時代の作家がうっかり他誌で描いたりするとそこでもう契約打ち切りだったって話はよく聞くんですよね。楠桂さんが例外。

でも現在漫画家の流動化は激しいし、実際のとこりぼんからちゃおに移籍した人もいます(最近はちゃおからなかよしというすごいのが出てきちゃったけど)。

 

りぼんは現在槙・酒井・春田で固めてあとは新人を試しては捨て試しては捨てみたいな感じ。村田さんは看板としてカタくなってきたけど、雪丸さんはあやしい。

 

ファンタジーに逃げがちで毒親を持ってきがち、作風としてはあまり変わりのない酒井さん、

そういう「漫画に自分を投影する」ような漫画家らしい欲望はないんだけど、性格の悪い主人公を描きがちな春田さん、

そしてベテランだけど毎回センセーショナルに全然違うものを出してきてうまくいったりこけたりを繰り返すのが槙さんです。

 

槙さんはロマンチカクロックがすごくよくてベタ褒めしてたんですけど、今回の連載は読むのが本当にしんどい。

登場人物すべてがすらっとしたきれいな高校生の姿をした生き物なんですが、脳みそが小学生以下で会話が成り立っていない。

でもジェスチャーと雰囲気で話を展開させている。

ある意味新しい少女漫画の描き方なんですが、

すごく冷静な視点を感じます。

「お前らは高校生になってもその程度の恋愛しかできないんだ。だからよくそいつらを観察して、反面教師にしとけ」と読者に言ってるような気がするんですけど。

槙さんなら言いかねないとこもあるっつーか。

 

まあ、そういうわけで二人はりぼんからデビューして、こうして違う道をたどっているんですけれど…

いろいろ厳しいっすよね、とだけ言ってまとめておきます。

(4コマ雑誌も死ぬほど元りぼんいますからね)

 

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