「食べるだけじゃ満足できないからですね‥
あらゆる香りを知りたい‥
この鼻を生かして」


ぴりふわつーん2巻
青木幸子・芳文社コミックス
(週刊漫画TIMES掲載)


☆あらすじ☆
会社勤めをしながら豪邸の管理人をしている柚子原香。香の小さな身体にはとんでもない知識と嗅覚が備わっていた。「いずれ香辛料の魔術師になる」予定だが、具体的には何をするか決まっていない‥
だがその日は訪れた。担々麺の店に「マイ花椒」を持ち込む兄弟との出会いは香に何をもたらすのか‥?!


「ZooKeeper」「茶柱倶楽部」などの名作を発表してきた青木幸子さんの新作!!


゜・:,。゜・:,。★゜・:,。゜・:,。☆

というわけで2巻の感想です。青木先生の漫画は本当に面白い!!

主人公・柚子原香は幼少期親の仕事の都合で世界中を回り、言葉より先に嗅覚を身につけたという大の香辛料好き。親類も調香師や調理人が多く遺伝的なものもあるようです。
現在は香辛料を扱う会社に勤めているのですが、背が低く童顔で社会人に見えません。
そして親の友人・橘氏が数年不在なため、メインクーンの「ヒメ」をお世話する条件で大豪邸に住んでいます。さらに橘邸には離れがあり、洋食屋「芳賀亭」になっています。2巻の途中まで舞台は芳賀亭が中心です。

芳賀シェフと娘の夏美、フロアマネージャーの高野さん‥人懐っこくお節介な香はどんどん人に気に入られ、関係は少しずつ広がっていきます。前作の「茶柱倶楽部」もそういう「縁」を大事にし目標を達成していく主人公を見ているのが気持ちよかったです。

前巻は柚子と胡椒という香辛料にまつわる話でしたが、今回はローズマリーと八角をメインにしたお話。

ローズマリーはイタリアンなどを食べればたまに出てきますね。八角は焼豚などに加えると美味しい。ただし、入れすぎてしまうと大変なことになるようです‥


芳賀亭の先輩フロアマネージャー、従業員、バイトさん、店のスタッフの悩みを総ざらいしたなーと思ったらついに香の会社が出現します。お昼休みランチに出るのをみて本当に会社員なんだな‥と。

ところがそこで「マイ花椒」を持ちこみ担々麺を食べようとする兄弟が。担々麺自体が香辛料たっぷりなのに何故?と香は食いつくのですが、逆に兄弟はその嗅覚が気になり、自分達の会社に香を呼ぶことになります。

彼らは食品系大企業の社長の息子。スパイスに関する新しい「企画」を動かそうとしていて、香を抜擢したというわけです。

今までは趣味の領域で動いていた香ですが今度は「仕事」、しかもかなり高い知識を要求されそうです。ですが香にしてみれば「香辛料の魔術師になる」という計画の足掛かりになるので願ったり叶ったり。
香とはまた別のふしぎな感覚(視覚)を持つ兄とイケメンだけどくえなさそうな弟、まず彼らを懐柔していき、会社の内外で味方を増やしていくのだろうと思うとワクワクします。さらにこの会社には香の叔母もいる!彼女は香より知識も嗅覚も上でしょうね‥

単行本の発売間隔が4ヶ月なのもありがたいことです。続きが楽しみ。

 

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