「黙れポンコツ!!
独りにさせていいかけ合いができるか!!」


天使とアクト!!11巻
ひらかわあや・サンデーコミックス
(週刊少年サンデー掲載)


☆あらすじ☆
凰生為人(いくるみあくと)、政治家の父を持つセレブで優秀なイケメン。しかし声は天使のような女の子!!
そのせいか否か、人としてどうよな性格。
人気声優春坂なりとの衝撃的な出逢いによって、アクトは声優になって彼女を追いかける。

アクトは「戦隊ガールズ」の主役を勝ち取った。収録を始めるにあたり仲間役の声優たちと顔合わせすることになったがクセのありそうな面々‥
その中でマトモそうな姉嵜明日葉と共演を始めるが、彼女‥とんでもない●●体質で‥?

なりとの出会いで世界が変わる?声のせいで「女」にされる?
「國崎出雲の事情」で新しい世界を切り開いちゃったひらかわあや先生の声優ラブコメ11巻発売!!


☆☆☆

「天使とアクト!」は「見た目が女の子」だった「國崎出雲の事情」に対し「声が女の子」というまたまたイカれたキャラクターが主人公です。
しかもアクトは生い立ちと声のコンプレックスで「人がゴミのようだ」とほざく性格だったりします。ホントに言います。
でも政治家の父にはひるんでしまう‥力が欲しいと思ったアクトは声優春坂なりと出会い、声で人を動かせると知ります。

アクトはなりと並ぶため、なりが初代を演じた「戦隊ガールズ」の役をつかみました。これで売れっ子声優の仲間入りですが、一年間演じきらなければいわゆる「大爆死」になってしまいます。
うん、プリティでキュアキュアもハズレがいくつかあるからね‥

ところがアクトの勢いに影響されすぎちゃった北条プロデューサー、仲間になるキャラの声優にもアクの強い人たちを呼び寄せてしまったのです。
噺家の京楽亭豆千代、コミュ障っぽい忍腹しきみ‥その中でアクトと普通に会話できたのは姉嵜明日葉だけ。さらにもう一人はまだ不明。

姉嵜が演じる役はアニメの2回目から登場するのですが、読み合わせると上手いし初回からアフレコを見に来るほど熱心。アクトは感心するのですがいざ本番になると全くダメなのです。

というのも姉嵜さん、アクトと絡んでいるうちにアクトにホレてしまったらしい。仲間として演じなければならないのに(しかもキリっとしたキャラ)、恋人として演じられたらふぬけてしまいますよね。
北条プロデューサー曰く「恋愛体質」なのですが、彼女自身には自覚がない!
しかも恋愛以前に人間オンチなアクトも惚れられているのがさっぱりわからない!

アクトはイライラしてぶち切れますが、姉嵜さんは落ち込んでテンションを下げるばかり。ただ「別録りすればいい」とスタッフが提案すると冒頭の抜粋になります。
アクトはかけ合いを大事にしたいのです。それはなりと初めて演じた頃から同じですよね。

というわけで一週間つきっきりで特訓しますが姉嵜さんがますますアクトを好きになるだけで逆効果。しかしアクトはあることに気づき‥?


本誌ではこの巻にでてこない「もう一人」も登場しておりまして、仲間役をそれぞれ「本当の仲間」にしていく流れになっています。
これこそ私が求めていたひらかわ漫画かも‥とワクワクしているところです。國崎出雲の事情も敵キャラをみんな仲間にしていきましたから。
ただ、いつもアクトの行動が空回りしていまして、トラブルが発生してから解決するまで、その4分の3は失敗を見せられている気がする(これは今までのムサシノカラスやしっぽちゃんの付き人編などでもそうです)。
解決する糸口はアクトの一瞬のひらめきでありその失敗があまり生かされていない、繋がっていないような気がするのです。
まだアクトが駆け出しの新人でしかも性格がアレだからかなとは思いますが、アクトは元々頭のいいキャラクターですから少し展開を動かして欲しいかなと思います。
そうでないとなりには到底勝てませんからね。
(繋がっていないように見える失敗も最後に積み重ねとなって報われるといいのですが‥)

 

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