「‥でもさ
‥大人って思ってるより大人じゃないよ
余計なこと言いすぎちゃったり
思ってること言えなかったり」


リビングの松永さん1巻
岩下慶子・デザートKC
(デザート掲載)


☆あらすじ☆
親が祖母の介護をするため一人で暮らすことになった女子高生・園田美己(みこ)。叔父が経営するシェアハウスへ行こうとした時、携帯片手にブチ切れている怖い男性を見かけてしまう。しかもついてくる!!
思わず顔にスプレーをかけてしまうが、彼もシェアハウスの住人・松永純だった‥

彼女以外の住人はみんな大人。家事も下手だしやっていけるか心配になるミーコだったが、松永はガミガミ言いながらも実は世話焼きで‥?!

無自覚イケメンとハプニングの連続で頭が混乱しそう!!
いろんな人と交流する女子高生の成長を描くシェアハウスライフ。


゜・:,。゜・:,。★゜・:,。゜・:,。☆

わたモテかデザートコミックスに挟まっていた広告が気になって購入しました。発売は5月、既刊を買うのは私にとって珍しいことです。
その広告に黒髪ツーブロメガネのお兄さんがいて、外見がすごく好みだったのです。

外見が好みなら性格がアレでも許せるだろうと思ったのですが‥「大当たり」です。やった。


主人公はよくある「一人暮しするハメになった普通の女子高生」。家事も今まで家族任せで、洗濯はできないしカレーしか作れません。
叔父さんの厄介になるはずだったのですが彼は出張が多く、自宅より経営しているシェアハウスの方が安全とふんでミーコを大人だらけの空間に放り込みます。

ネイリストの朝子、大学生の北条、飲食業の健太郎、謎の住人服部さん‥そしてデザイナーで一番年長の松永。みんなハタチを越えています。

出会いがサイアクになってしまった松永ですが、他のメンバーが仕事などで外出するのに対し、彼はだいたいリビングにいます。ですからミーコは松永との接触が多くなる。
その上ぶっきらぼうなのにやたら世話焼きでミーコの荷ほどきをキレながら手伝ってくれる。
少々沸点が低いだけ、ただのいい人なのです。電話でキレていたのも自分の仕事に誇りを持っていてそれを「直せ」と言われたから。

大人だしやたら心配してくれるし、段々松永が気になるミーコ。
私もミーコと同じく「ヒエッ何この人ヤバイ」と思いながら楽しみました。

まず松永、かなり裸族です。朝や風呂上がり、半裸かパンイチでうろついてます。
それから無自覚に顔を近づけてきたり、少女漫画お約束のハプニングが目白押し。
松永的にはミーコはシェアハウスの住人でしかなく、他のメンバーとも接触が多いため全然気にしていないのです。見た目が少々怖いので(服装もチンピラくさい)あまり彼女もいなかったのでしょう。

その「無自覚さ」や「キレ気味でガサツ」なところが、「やたら壁ドンして気を引こうとする昨今の男子」と全く違うため、新鮮で面白いです。ハプニングが多いのにくどくない。

「椿町ロンリープラネット」と同種の漫画かもしれませんが、こちらは他のメンバーとのふれあいや「みんなで深夜のサッカー観戦→雑魚寝」などシェアハウスのあるあるでデザート読者をワクワクさせてるんじゃないかと思います。

とはいえ今の時点ではミーコがドキドキしているだけ。松永が自覚したらどうなるのか、また1巻ラストあたりで彼の過去を匂わせる話も出てきていて気になるところです。他のメンバーもいろいろ関わってくるでしょうし。

男性を眺めているだけで楽しめる漫画、非常にありがたいです。

 

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