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天使とアクト!!9巻
ひらかわあや・サンデーコミックス
(週刊少年サンデー掲載)
☆あらすじ☆
凰生為人(いくるみあくと)、政治家の父を持つセレブで優秀なイケメン。しかし声は天使のような女の子!!
そのせいか否か、人としてどうよな性格。
人気声優春坂なりとの出逢いによって、アクトは声優の魅力に気づき、自分の「力」にするため養成所へ入る。
さらなる高みを目指すため、声優七宝院風子の付き人をやることになったアクト。
しかし彼女はつかみどころがなくアクトは振り回されてばかり。
彼女から得る物は、何なのか?
そして、アクトの「目標」が決まった。
なりとの出会いで世界が変わる?声のせいで「女」にされる?
「國崎出雲の事情」で新しい世界を切り開いちゃったひらかわあや先生の声優ラブコメ9巻発売!!
☆☆☆
「天使とアクト!」は「見た目が女の子」だった「國崎出雲の事情」に対し「声が女の子」というまたまたイカれたキャラクターが主人公です。
しかもアクトは生い立ちと声のコンプレックスで「人がゴミのようだ」とほざく性格だったりします。ホントに言います。
でも政治家の父にはひるんでしまう‥力が欲しいと思ったアクトは声優春坂なりと出会い、声で人を動かせると知ります。
いつの間にやらプロとして声優になり、仕事もぼちぼち始まっていますが…
今回はマネージャー・伴田の提案で七宝院風子という「セクシー声優」の付き人をすることに。ところが彼女、風の向くまま気の向くまま動いてしまい、何事もきちんとしないと気が済まないアクトはものすごく疲れてしまいます。
ただこのエピソード、不思議なんですよね…
彼女はアクトに対し「妄想力が足りない」と言います。理詰めのアクトは役に対し観察したり推察するのは得意なのですが、「自分がどうなりたいか」という気持が足りないのです。
それで前巻のなりとの対決に負けているんですよね。
ところが、アクトがその「妄想力」をつけて役に挑むと全然だめなのです。
彼には合っていない…というか、「どうなりたいか」という「自分」がない、ということかもしれません。
そして伴田はアクトにニチアサの「戦隊ガールシリーズ」のオーディションをすすめます。
つまりあれですよアレ!プリティでキュアキュアですよ!
たしかにこの枠で声優になったら「一人前」ですもんね、わかるよ(だが男がやるのか)。
そしてこのシリーズの初代はなりがやったという事。ここをクリアすればなりに並べるのです。
ところがこのオーディション…やっぱり「彼」も参戦しているようです。
今回、いつも不遇だった翔ちゃんが結構報われている上、霞ヶ谷とフラグが立ち始めておりいいぞいいぞと思っていたのですが、
読み返してみると生身のなりちゃんが存在しませんでした。どこ行ったんだ…あなたヒロインじゃないの…?
私は彼女目当てで読んでいるようなものなので、寂しい…
ところで連載が100回を超えたということでモーションコミックが出るらしいのですが、
そのアクトの声優って男性なんですよね。
(私も読むときに脳内で男性の声が流れてきちゃうのですが)
というか、そもそもの話「何故アクトが女声で、女性の役をやる」という設定なのか?とたまに考えます。現実ではほぼあり得ない話ですから。
しかしイケメンのアクトが「男性声優」として成り上がる漫画だったとしたら、サンデー的シナリオに流される可能性がすごく高かったんだろうな~とも思いましたし、しかし編集長が変わった今の体制ならそれでもよかったかもしれない…と思ってもいます。
ひらかわ先生はサンデーの難しい時代に来ちゃったよなとしみじみ思うのです。
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