![]() | なないろ革命 6 (りぼんマスコットコミックス) 454円 Amazon |
「ゆゆちゃんを変える?ほっとけない?
どんだけ上からだよ
そーやっていい子ぶるとこずっとイライラしてたんだよね」
なないろ革命6巻
柚原瑞香・りぼんマスコットコミックス
(りぼん掲載)
★あらすじ★
栗山奈菜中学一年生。小嶋ゆゆとは小学校からの大親友だったが、ゆゆは奈菜に髪型や持ち物の「お揃い」を押し付ける。
このままでは自分がいなくなると思いゆゆから離れようとするも、ゆゆはいろんな手を使って奈菜をとりこもうとする。
ついに「他の人なんかどうでもいい、奈菜ちゃんだけいればいい」といいだしたゆゆ。
奈菜をクラスに打ち解けさせるため、あれこれと手を回し始め、やってもいないことで褒められて戸惑う奈菜。
そしてゆゆの手は、ひまりに…
☆☆☆
なないろ革命が好きな人はまずブラウザバック推奨。
そういう立場の記事です。
本当によろしくお願いします。
(あと、読んだ人推奨です)
私は解決を示さないいじめ漫画や束縛系(最近はクレイジーサイコレ●とかいうらしい)の友達と仲良くする漫画を、TL程度の漫画よりも有害だと思っています。読者へ変な人間関係を伝え、影響されやすい子が人間関係を萎縮させる可能性があるからです。
大人になっても「親友を取られた」と拗ねたり激高したりする人がいるのです。
そういう空気が許されているのは、こういう漫画が少なからず関係しているかもしれません。
ひまりとの関係が一旦気まずくなるも、奈菜は自分なりの答えを出しました。
それに対して、ゆゆはまた、手を変えて奈菜を取り込もうとします。
運動会の応援旗を仕上げてしまい、それを「奈菜の手柄」に仕立て上げたり。
ひまりと仲良くしている子を、競技中に転ばせたり。
そして、ひまりを突き落そうとしているゆゆを見て「言うことを聞く」と言ったものの、しんどい。
しかしひまりや誌丘はそんな奈菜に気付いていた。
2人が後押しすることでゆゆの「お願い」を断ることができたものの、今度はゆゆが不登校に。
そして、クラスの人間や担任はそれを奈菜のせいだと思い込む。
冒頭の抜粋は日和見主義の第一人者・梓のものです。
ゆゆが学校に来なくなり奈菜がゆゆの家へ行こうとすると、突然絡んできます。
梓は元々からきっと、奈菜のことが好きじゃないんでしょう。でもその理由は単に「いい子ぶっているから」であり、奈菜につっかかるのは「単にシメたい」だけ。
この言葉は中学生の脳みそだと簡単に言っちゃうヤツです(梓ってどういう心理状態なんでしょうねえ。家族の背景とか見てみたいわ)。
しかし、「ゆゆを変える?」ってのが実は結構的を得ている言葉です。
他人を変えることは難しいし、ぶっちゃけできません。
それよりは自分を変えることの方が楽だし、合理的ですから。
奈菜は梓の言葉をヒントにして、ゆゆの家へ赴いて決着をつけようとします。
が、ゆゆには奈菜の言葉が通じない。
おそろしいほど通じない。
(ここのくだり、キミソラのおばあちゃんとの対立に似てんなーとか思ったり思わなかったり)
結局ゆゆは奈菜が自分だけのものであってほしいだけなのです。
それだけのために、人より少々秀でている頭脳と容姿を使って周りを振り回す(他に使いどころがあるのに…)。
奈菜への「思いやり」なんて、かけらもない。
だから奈菜はついに「もう友達じゃなかった」と突き放します。
これでいいと思います。奈菜はこれで正解だったと思う。
ゆゆとのやり取りによって中学一年生なりに自分を変えられたというのもあるし。
ひまりともいい関係で保てているし。
しかし、どうもこの漫画はこの先があるようなのです。
何のとりえもない普通の、ただちょっと意志の弱い「奈菜」という存在に何故ゆゆはこだわるのか?
いやー、だから最初から言ってますけど、彼女は「病院行けよ」レベルですよね。
難しい名前の病名が出てくるはずです。境界性なんとかとか。
それから、担任に疑われて何も言わない奈菜に対しては「そいつに何を言ってもしょうがないけど、大人はそいつだけじゃないから他に相談しろ」と言うほかないですよね(なんで親に相談しないのかなっていつも思ってます)。
現在アニメが放送されている3月のライオンですが、いずれいじめの話に突入するはずです。
それを解決してくれるのは担任ではなく、学年主任のベテランの先生です。
しかし私は…あの漫画でもいじめは解決されていないと思っています。
だから、「役に立ついじめ漫画」なんてこの世に存在しないよなって。
単に、いじめの手口が公開されているだけであって、ホラー漫画となんら変わりません。
ホラーが好きならそれでいいですけど、いじめられっ子や、そうじゃなくても友達とこじれていて悩んでいる子には刺さるだけです。
たまにラストで「親が訴訟に行った」などの展開を見せるいじめ漫画もあるんですけどね。
「まず大人に相談する」「ダメだったら他の大人を探す」「訴える」「場所を変える」など、方法はいくらでもある。だけど、それは書かれない。
何故だろう?
あと、ゆゆみたいに中学生程度で手を変え品を変え個人に執着するような子はいません。
(ただしゆゆみたいな子がそのまま成長するとそれをやりかねない大人が出来上がったりします)
もう少し「これはフィクションだしホラーなんだよ」っていうのを表現してほしいよな、って思います。「ライフ」は中盤あたりからいじめシーンが笑える状態になってましたから、あれは作者のせめてもの心遣いだったんだろうなと思います。
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