コミンカビヨリ(6) (KC KISS)/講談社
¥463
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「赤石さん 少しでも池内さんに追いつきたくてって言いましたけど
無理してがんばらなくてもいい相手もいると思います」


コミンカビヨリ6巻
高須賀由枝・KCKISS
(KISS掲載)


★あらすじ★
赤石萌、瀬戸内に住むアラサーのイラストレーター。長寿家系の身を案じ、築80年の古民家購入。
その古民家に目をつけたのがイケメン建築家の池内慶。家に「民子」と名前をつけて異常なまでの愛情を示す。
長期の仕事がやってきた池内は「民子」で暮らしたいと言い出す。困惑する萌だがあれよあれよと同居へ。

「どうせ私より民子なんだ」とふてくされる萌だったが池内とついに両想い。
ところが池内、キラキラしてる大学の後輩・瑠衣を民子に連れてきた。瑠衣は萌が「彼女」だと分かった途端敵意をむき出しに‥?!

「グッモニ」シリーズでりぼんとクッキーを支えてきた高須賀先生が講談社で描くプチ田舎ライフ!!


☆☆☆

気がついたらこちらも6巻。りぼんで短期連載しかしてなかった作家さんが今や大御所漫画家になっているという驚き‥


この前は萌の友人関係で一悶着ありましたが、今回は王道中の王道展開。萌にハイスペックなライバルが現れます。

池内の大学の後輩・瑠衣。池内と同じく海外生活が長い上、同じく建築士をしている。
池内と瑠衣が並んでいるだけで「ビバリーヒルズ青春白書じゃないか」とまごついてしまう萌。
そして瑠衣は萌に対し「あなたみたいな人を慶の彼女なんて認めない!!」と宣言してきました。
ええ~、高須賀漫画なのに~。


佐野や若ちゃんにも「まあ池内さんとはつりあわないよね」と言われ危機感を募らせる萌。いきなり舞い込んできた大きな仕事を引き受けて「自分のスキルアップ」に挑みます。
そちらはなんとかやりとげますが身体も精神もボロボロ、一週間寝込んで他の仕事を断るはめに。
そこへやって来た佐村くん。萌の心のスキマに入ってきました。それが冒頭の台詞です。


少女漫画の命題「王子様を取るか、気安い相手を選ぶか」。
王子様至上主義の吉住先生だと「気安い相手なんか友達でしかない」とバッサリ斬ります。
が、基本的に少女漫画は王子様より「世界に一人だけの相手」を選ぶパターンが多いですね。

ですが別に池内は王子様なんてもんじゃねぇ、というか、スペックは王子様なんですが構え方が違うんですね。結論としては「恋愛は二択ではない」。
考えてみればグッモニの上原くんもいわゆる王子様ですが、菜緒が努力したことはありません。
これが高須賀漫画のゆるぎない柱ですね。棚ぼた恋愛に見えるかもしれないけど、「棚ぼた」っつーのは魅力のカケラもない上悪事も働く主人公の恋愛のことなんで。
高須賀主人公はまっさら、そこが魅力といえば魅力です。

ですから結局ゆるゆるとこの問題は解決していきそうです。瑠衣もこの巻のおわりあたりから萌に気を許し始めています。


が、今度は「池内フリーダム過ぎるんだよ問題」に動きそうですね。これはずっとイラッとしていたんでそろそろ萌は殴っていいと思います。

しかし佐村くんは幸せになって欲しいよなぁ‥若ちゃんあたりと時間をかけて‥

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