天使とアクト!! 6 (少年サンデーコミックス)/小学館
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「誰かに否定されようと…
俺には俺の道がある。
俺は俺のままで…
何にだってなれることを証明してやる!!」


天使とアクト!!6巻
ひらかわあや・サンデーコミックス
(週刊少年サンデー掲載)


☆あらすじ☆
凰生為人(いくるみあくと)、高校2年生。政治家の父を持つセレブで全国トップの秀才、スポーツ万能でしかもイケメン。しかし声は天使のような女の子!!
そのせいか否か、人としてどうよな性格。
人気声優春坂なりとの出逢いによって、アクトは声優の魅力に気づき、自分の「力」にするため養成所へ入る。

七星プロのオーディションが始まった。合格は二名。
しかしアクトは前日「謎のオッサン」を介抱したことで風邪をひいてしまい…

なりとの出会いで世界が変わる?声のせいで「女」にされる?
「國崎出雲の事情」で新しい世界を切り開いちゃったひらかわあや先生の新作6巻発売!!
急転直下です。


☆☆☆

「天使とアクト!」は「見た目が女の子」だった出雲に対し「声が女の子」というまたまたイカれたキャラクターが主人公です。
しかもアクトは生い立ちと声のコンプレックスで「人がゴミのようだ」とほざく性格だったりします。ホントに言います。
でも政治家の父にはひるんでしまう‥力が欲しいと思ったアクトは声優春坂なりと出会い、声で人を動かせると知ります。

アクトの現在の目的は、声優になって人気者になることでも夢を与えることでもありません。
力を手に入れて成り上がる、さらには父親と対峙することなのです。

ところが、ここでその「野望」が彼の道を大きく曲げてしまったような気がします。

天使とアクト!!(5) (少年サンデーコミックス)/小学館
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5巻はねー、買って読んだんですが何というかオーディション真っ最中だわアクトの出番は今回だわでちょっと語る部分がなかったような気がするんですよ…スイマセン(なりちゃん少なかったのも大きい)
6巻はこれはこれはもう密度が高い。

もうこれは前半の話ですから言っちゃいますけど、七星プロの合格者は「こけし」の霞ヶ谷、翔ちゃん、そして「準所属」として鳥羽。アクトは不合格です。
アクトがダメだった理由。それは「扇動する力」です。アクトの演技が他の声優に大なり小なり影響を与えてしまう。そして性格がアレなので「商品」として売りにくい。
四ノ宮マネージャーは彼を危険視しています。

四ノ宮さんは今までのサンデーテンプレに出てくるような悪い人ではないです。傾きかけたナナプロをどうにかして維持するため、手堅い人材がほしいだけ。彼も一生懸命なんですよね。
しかしアクトは気付いているのでしょうか。「父親に勝つため」培ってきた才能が、四ノ宮さんによって指摘され真っ向から否定されているのです。

ところが介抱した「おっさん」伴田歳三は七星プロのマネージャー。アクトの声とアクトそのものに興味を持ち、ナナプロとは違うところでアクトを売り出す!と言い出してきたのです。
というわけでアクトは伴田さんとともに「フリー」の声優として歩き出すことになったのです。
アクトの「人を動かす能力」はこのまま潰されないで済むのか、はたまた「円熟して周りをプラスに変えていけるようになる」のか。
なりと鳳也はアクトの手綱をとる力があります。ということは二人には「現場をプラスにする」力があるわけです。
そこにアクトがたどりつけるか?


しかし伴田さんはよっぱらってるわいい加減だわで仕事がドタキャンになったりアクトをいちいち不安にさせます。そこにようやくやってきた仕事が…なんと「同人ゲーム」の声入れ…!

といっても、同人ゲームは侮れないマーケットですよね。とんでもない作品が存在していますから。
アクトはゲームを作っている「りゅー」という人物に会いに行くんですが、この「りゅー」がなかなか面白いキャラクターです。
なんていうのか、「出雲」を読んでいるような気分になりました。
出雲のキャラクターはどいつもこいつも結構「漫画チック」だったと思います。それに比べて「アクト」のキャラは割と常識的で普通にちゃんと生きてる感じがするんですよね。
そこが少々物足りない気もしているんですが、アクトがいっぱしの声優になったら変なキャラクターいっぱい出てくるんだろうと期待しているんですよ。

しかし今回もなりが出番少なくて、この漫画のヒロインはやっぱりアクトなのかなと思ってしまう。
さらに言うと翔ちゃんがけっこうかわいそうな状態へ追い詰められている気もする。
もうすこし普通に絡めないのかなと思うんだけれど「春坂なり」という人物が結局何者なのか、先生がずっとひた隠しにしているとこあるんですよね。今回お弁当が渋いラインナップだったりしてますがそれも伏線なんだろうし。


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