- なないろ革命 4 (りぼんマスコットコミックス)/集英社
- ¥454
- Amazon.co.jp
「女子って、すぐ親友になりたがるよね」
なないろ革命4巻
柚原瑞香・りぼんマスコットコミックス
(りぼん掲載)
★あらすじ★
栗山奈菜中学一年生。小嶋ゆゆとは小学校からの大親友だったが、ゆゆは奈菜に髪型や持ち物の「お揃い」を押し付ける。
このままでは自分がいなくなると思いゆゆから離れようとするも、ゆゆはいろんな手を使って奈菜をとりこもうとする。
ゆゆから離れたい!グループから抜け出そうとした奈菜は別クラスの紺野ひまりに出会う。
一緒にいるだけで楽しい、自然と友達になりたい。二人は友達になるのだがゆゆはひまりを自分のグループに入れようとする。
そしてひまりも「ゆゆちゃんのことを聞いてあげて」と言い出し、ゆゆにひまりを取られたと思った奈菜は…?
☆☆☆
なないろ革命が好きな人はまずブラウザバック推奨。
そういう立場の記事です。
本当によろしくお願いします。
私は解決を示さないいじめ漫画や束縛系(最近はクレイジーサイコレ●とかいうらしい)の友達と仲良くする漫画を、TL程度の漫画よりも有害だと思っています。読者へ変な人間関係を伝え、影響されやすい子が人間関係を萎縮させる可能性があるからです。
大人になっても「親友を取られた」と拗ねたり激高したりする人がいるのです。そういう空気が許されているのは、こういう漫画が少なからず関係しているかもしれません。
しかし…今回は奈菜とゆゆ、そしてひまりの関係がぐっと変わってきたため、「奈菜とひまりの関係だけなら楽しく読めるんだけどなあ…」と思いました。
奈菜とひまりだけで遊ぼう、となったのに、待ち合わせ場所にはゆゆもいた。
「みんなが私じゃなくてゆゆを選ぶんだ」と絶望してしまった奈菜。
誌丘とのかかわりによって少しずつ元気を出し、ゆゆの邪魔にも負けずひまりと話し合います。
しかし、ひまりは「何か」壁を作っているのです。
ひまりもクラスでいわゆる「ぼっち」です。
小学校の時親友だと思っていた流夏との食い違いを引きずっているようです。
彼女はひまりのことを「友達のうちの一人」としか思っていなかった。
こういうのはホント、よくあることなんですよね。流夏の回想からすると、ひまりはけっこうウザい子に見えるわけで。
親友って何でしょうね。友達とは違って、なんでも話し合える仲?
なってしまえば、裏切られたりしない安定した関係?
親友どころか恋人も伴侶も家族も、永遠なんかありません。
残念な結果になりあきらめの付く関係もあるでしょうが、若い子の考える「親友」は引きずったり振り回したりいろいろ面倒くさい面もある。
だから流夏はそういうのを嫌がっているんだと思います。
しかし奈菜からしてみるとひまりは一生懸命に奈菜やその周りのことを考えてくれる子です。
結局は「相性」だと思います。
ひまりは再び傷つきたくなくて、中学では何も言えなくて「ぼっち」なのでしょう。彼女も革命を起こしたかったのかな…
ようやくすべてを打ち明け、奈菜とひまりは仲直りします。
ところがゆゆはもちろん許しません。今までやらかした一部始終をクラスメイトの前でバラし、「それでも奈菜ちゃんがほしかったの」と告げます。
奈菜は今までが今までなので「ゆゆの言ってることは本当だろうか」と悩みますが…ここでかなり大きな結論が出ます。
今回関係性が変わったことでクレイジーサイコレ○な「ゆゆ」…奈菜に何をしてもダメと分かったとたんにひまりを狙いはじめ、「ずいぶん小物になっちゃったなあ」と安心したというかなんというか…
しかし、ほんとにただ「幼稚」ってことで済まされるキャラなのだろうか?むしろ「執念」で動き始めたかもしれない。
そしてクラスのモブ女子たち。梓とちほみは「私しーらない」と逃げてしまうし、ゆゆが奈菜ハブりの首謀者だとわかったとたんゆゆを攻撃し始めます。
ここはさすがに…さすがにガクッときたわ…ゆゆをマウンティングしようとする猛者は、奈菜の時にホイホイ騙されていたわけですし。ここはもう少し「見てるだけの子」の視点もほしいかなと思いました。
あとは誌丘以外に女子でちゃんと考えている子がいてほしいな・・・
(そうなると物語的にややこしいのはすごくわかる!ひまりが少し変わったことでひまりと仲良くするクラスの子もいるだろうけど、出してしまうと複雑になる)
この先はひまりとの意思確認と、ゆゆとの決着が待っているのでしょう。
ひまりもわりとゆゆに近い子だとわかった以上、このままというわけにはいきません。
あまり誌丘を絡めてほしくはないのですが…避けられないでしょうね。
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