ゆうべはお楽しみでしたね(2) (ヤング ガンガン コミックス)/スクウェア・エニックス
¥540
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「うーん‥‥そんなにネットの姿と違うかな
アタシはネットでの姿もその人を反映してるって思うけどなー」


ゆうべはお楽しみでしたね2巻
金田一蓮十郎・ヤングガンガンコミックス
(ヤングガンガン掲載)


☆あらすじ☆
パウダー、通称パウ。種族プクリポ♀。ドラクエオンラインで「ネカマ」をしているさつきたくみのキャラクターである。
信頼していた仲間の「ゴロー(オーガ・♂)」が引っ越しを考えていたため、パウはルームシェアを提案。
ところが現れたのは盛り髪つけまカラコンのギャル・おかもとみやこだった。
「決めたことは仕方ないし信頼してたのだから」とゴローは同居を通す。ギャル苦手でコミュ障のパウは困惑しつつも、ドラクエを通してゴローとの生活を少しずつ楽しめるようになってきた。

チームメンバーの「マリオ」が東京にやってくる!気になっていたパウはどんな娘なのかと会いに行くが、ゴローは‥?!

「ライアー×ライアー」「ラララ」の金田一蓮十郎が贈る大人のまったりゲームコメディ。


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アニメ系書店でバイトする非リア充のパウ(ネカマ)と、ゴリゴリのギャルでネイリストのゴロー(ネナベ)が互いの性別を勘違いしたことで始まるルームシェアの話です。

青年誌掲載でルームシェアとなればあっというまにラッキースケ×へ突入していいはずなんですが、全くジャンルの違う漫画です。著者金田一先生の漫画傾向とも少し違っていて、私はとても好きです。

そもそもルームシェアもドラクエがきっかけですし、「恋愛」というよりは「タイミングさえ合えば一緒にゲームできるこれ以上にない戦友」というのが二人にぴったりの関係。
また、彼らのドラクエ仲間が廃人ではなくみんなマトモ(今のところ)で、大人としてゲームを楽しんでいるのがとてもいい。

金田一先生の漫画はいろんな人間が交差していくうちに常識を超える関係が作られていったり、ヒミツができたり、その摩擦でキリキリハラハラしながら楽しむ感じ。
ところがこの漫画、この辺をほとんど回避しております。今回パウはついに「オフ会」へ参加しますが、ほとんどのメンバーのリアル体が可視化されていません(年齢や性別ががちがったりしますし)。変な人もいません。さらにお目当てのマリオは‥?!


結局1回を除きパウとゴローのドラクエにまつわるほのぼの話に終始しますがそれでもおもっしろいんですよねぇ‥!!
パウのプクリポ愛、「パウが一番かわいい」と言い切ってしまうキモいところ(しかしプクリポは本当にかわいいのでそこまでキモくはないと感じる)、あまりにもエンカウントできない「七不思議」を一ヶ月待ってしまうなど(ドラクエの経験上とんでもなく確率低いのはわかる)‥
ゴローは基本的にパウの行動を一歩引いて見ていますが、毎回少しずつドラクエの「楽しさ」を再発見していて、それを素直にパウに伝えてくれます。
ゴローはギャルだけど、いい子なんですよね‥

そして、パウはゴローと関わる内にちょっとだけ「変わっていこう」と気持ちを切り替えていくことになります。冒頭の抜粋はきっかけの言葉の一つですが‥この辺もゆったりしていて好き。しかしこの言葉をガチにとると、「じゃあゴローは?」というトコに行き着くのですがいかに。


一方突如として入ってきた「山木くん編」。女の子がドラクエやりたいと話しかけてきて手取り足取り教えていくうちに‥という感じなのですが、さてこの続きはあるのか、はたまた他のメンバーにもスポットが当たるのか気になるところです。

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