初恋マイホーム 2 (ちゃおコミックス)/小学館
¥463
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「現代人の闇だね」


初恋マイホーム2巻
森田ゆき・ちゃおコミックス
(ちゃお掲載)


☆あらすじ☆
中学の卒業式にフラれた相手と同居?!そんなこんなでドタバタしながら想い人の勇莉と両想いになれた小園芽依。

自分はモテないし、勇莉には一回フラれてるし‥そう思っていた芽依。しかし「物好き」はすぐ隣に存在した!
トンデモ(元)ライバルの梓、トンデモ親友の鈴もまたまたはりきる!

女子の気持ちを書かせたらピカイチ!実力派漫画家森田ゆき先生の連載作続編。その後の番外編もあるよ!
十年前の読みきり「ドキドキ退屈交換屋さん」も収録。


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森田先生の漫画で続編が出るなんて‥これは「恋カギ」ルートじゃないか!!
現在新連載が始まった上、表紙も飾っています。ついに先生の時代が来た?!


森田先生は絵はそんなに丁寧じゃないし書き込みも少ない。
しかし、先生の中の「ブレない心」が子供たちの心理を冷静に眺めて表現を膨らませているのです。
幼くても背伸びはしたいし、異性や友達がどんなことを思っているか知りたい・・
そんなちゃお読者に「現実は漫画みたいにドラマチックじゃないんだよ、でもたのしいよ」と明確に教えてくれる。素晴らしい人だと思います。



さて快挙の続編です。
ちゃおは基本三回連載ですが人気があるともう一回連載になり、そこから6回、無期限‥と看板作家になれるチャンスがあります。

実をいうと森田さんは一回「さくら缶づめ」で6回連載をやっていたんですけれども‥あの時も推されていたはずなんですけども、
でもなんつーか読みきりや短編の方が名作多い人なんですよね。だからそれからも単行本は出続けていた。

ここにきて再ブレイクかもしれません!


さてその続編ですが恋愛の「あるある」を提示しながら、そのしょうもなさに笑ってしまう満足の内容です。

勇莉と両想いになれたけど、そもそもモテないと思い込んでいた芽依。
ところが同じクラスの神尾、ガチ惚れだったのです。芽依とはよいケンカ仲間、よく喋る。彼もまた、中学の時の芽依みたいな感じだったのでしょう。

しかし芽依には彼氏がいて、そりゃもうラブラブで、神尾はショック。
芽依は勇莉と学校が別だけど神尾はそれからも顔を合わせなければならず、芽依を避ける。
それは辛い、と思った芽依はなんとか話してくれるようにするのですが、「あること」がきっかけで神尾におかしなスイッチが入り、暴走させてしまうのです。

「もしかして神尾すごく不憫じゃね?中学の芽依より悲惨だ‥」
彼のどうしようもなくしょうもない行動に笑いながらも切なくなったり、そこに居合わせた鈴の行動とやらかした末の発言に吹きます。それが抜粋のセリフです。

しかしこの後勇莉に一連の流れを把握され、ここから「恋人がもめた時のどうしようもない発展しないやりとり」が出てきます。
「夢!理想の恋!テンポ!」が大事なちゃおでこういう会話がでてくるとは思わなかったんですよね。しかも本誌ではこの会話に「絵」が存在せず「まるでレディース漫画じゃないか」とびびったんです(時間がなかったんですね‥)


おととい「今夜も生でさだまさし」を見ながら、森田さんの漫画はさだまさしの歌みたいなとこがあるな~と思いました。
「雨宿り」という歌があります。さださんの歌は物語がオチまではっきりしているので歌詞だけでも見ていただけるとわかるかと思うのですが、この歌は少女漫画のように男女が出会い、少女漫画のようにラブラブがとんとん進みます。でも肝心なところで彼氏がかっこ悪かったり、主人公もドタバタなところがあるのです。

その微妙な「恋愛のリアルでしょうもないところ」が森田さんの漫画の味だと思います。


これからのご活躍を切に願っています。


さて同時掲載の読みきりですがものすごく古い作品です。私もこれ読んだのかな~?と記憶があいまい。
ただ、この時代はこういう粗削りでハチャメチャで不思議な感じの漫画がとても多かったんですね。こういうの好きなんですけど現在あまり見かけなくなったかも。
それからこの時期売れていた作家さんの影響が強いのも興味深かったですね。ホントはあの方にもまた漫画を描いていただきたいのですが‥

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