小林が可愛すぎてツライっ!! 13 (少コミフラワーコミックス)/小学館
¥463
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「それはまるで
大きな黒い手が
命を根こそぎ掴み取ろうと
しているようだった」


ちょwww小林が可愛すぎてツライっ!!(>_<)13巻
池山田剛・Sho-Comiフラワーコミックス
(Sho-Comi掲載)


★あらすじ★
小林さんちにはかわいい双子がいました。男の子は十(みつる)くん、女の子は愛(めぐむ)ちゃん。
ある日二人は入れ代わってそれぞれの学校に行き、それぞれ運命の出会いを果たします。
真田蒼と竹中紫乃、凛として清廉な、だけどどこか寂しそうな兄妹。
真田とめごは両想い。紫乃は恋人とよりを戻し十は失恋しましたが、モデルの徳川梓とついに‥

初めての夜を過ごしためごと真田。二人は結婚を約束し幸せ一杯。十も梓の婚約者と戦い、答えを見つけた。
ところが2011年3月、あの日がやってくるのだった‥

作者が決断した、その物語を見逃すな!


☆☆☆

本誌では最終回迎えたみたいですね。正直あの展開が読者にどう受け入れられたか気になっていたのですが、最後で納得しました。


ここからは単行本を読んだ人だけお読み下さい。
ネタバレ見たくない人はすぐ戻って下さい。(最近注意書きの読めない人がコメントしてくるので)
あなたが買うことで、先生のお仕事につながります。

















☆☆☆

めごと真田がどんどん幸せを築き上げていく‥それが全部「悲劇フラグ」になっていくのでなんとも複雑な気持ちで読みましたね。
ラブラブになればなるほど、怖い。


一方十と梓はうまく婚約者を撤退させられました。
よかった、逃避行の末に崖から落ちたりしないで。しかしあの漫画と流れ的には同じだったかな?とは思います。

あとは紫乃ちゃん。卒業式エピソードがすごい。
なんか、この漫画の「恋愛モード」から外れたキャラはこうなっちゃうのかと‥
並び的には上杉とかもゆゆ先輩とほとんど同じですよね。
もし紫乃ちゃんが正ヒロインだったとしたら「小林」はかなりメロウな漫画だったんだろうなと思います。涙なしでは読めない!!みたいな。しかし梓のヒロイン力が圧倒的ですもんね。
また池山田先生の作風的に梓がヒロインに向いてたんでしょう。


さて、ついに「あの日」がやってきました。

東日本大震災。例えばドキュメンタリー形式だったり、募金を呼び掛けるものだったり、教育的な意図のある漫画なら今まででもあの日を扱った作品はありました。

しかし「小林」はそういう漫画ではありません。「あの日」が少女漫画のエピソードとして取り込まれています。噂に聞いたときは周りがうるさいんじゃないかなと思ってました。
私は前巻の感想でも描きましたが、不可侵の時期が終わったんじゃないかなと。

そして巻末には先生の後書きが。あの災害をどう扱うか話し合い、考えた経緯と読者の反応が書いてありました。

そうなんですよね、「風化」を防ぐために何をすればいいのか‥それはアウトプットする人それぞれの答えがあると思います。
今までのように教育的にかしこまっても拒否感が出る人もいるでしょうし。今までの災害も、わりとこんな風に表現を変えてきたと思います。

また、少コミの読者は否定をしなかったというのがすごいですよね。ただし、今回単行本が出たことで幅広い層に読まれますからまた反応は変わるかもしれません‥

抜粋の「黒い手」は絶妙な表現だと思いますし、この先どのように描かれるか期待します。

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