- 雛鳥のワルツ 3 (マーガレットコミックス)/集英社
- ¥432
- Amazon.co.jp
「どうせそのうち本当になるわ
駿くんを一番
知ってるのも
近くにいるのも
好きなのも
私だもん」
雛鳥のワルツ3巻
里中実華・マーガレットコミックス
(マーガレット掲載)
☆あらすじ☆
女子生徒全部で4人?!
親から共学へ行けと言われた女子校育ちの百瀬ひな子は青ざめる。男子が苦手だからだ。
幼稚園から一緒の華はいるけれど、男子にジロジロ見られたり緊張の日々。
でも委員長の椎名駿や隣の席の和久井瑞希と接するうち、「男子はそれほどこわくないかも…」と思うようになってきた。
和久井にコクられたけど「恋」とは違うみたい‥?そんなとき椎名に幼なじみの彼女がいると聞いたひな子は?!
元男子校に放り込まれたよちよち女子のトライアングルスクールライフ!!
☆☆☆
面白いし人気もあるのだけれどその「理由」が具体的にわからない、不思議な魅力の漫画です。
無印マーガレットに掲載されているけど少々作風が違う、読みやすい、いろいろあるかな‥で、もう一つ挙げてみます。
わりと「間」があるかなと。
トレンディドラマ(死語だが今もそう変わらないドラマが流れている)で男女が始終喋ってると「やかましいなあ」と思うし、台詞で状況が掴めるため画面を見なくても話がわかる、じゃあ映像の意味ないじゃんということがあります。
この漫画はひな子たちが言葉を紡ぎ出すまでに「時間」のかかることがあります。
曇り空を見上げる一瞬、文字を指でたどる時間、手が誰かの肩をたたく瞬間、手が腕をつかむ刹那。
けれど「このまま時間が止まってしまえばいいのに」とか、その「間」を称賛するとか、そもそもそこを文字で考えない。ただ挟まれる。
これ、コメディとか「漫画っぽい漫画」だと真っ先に省略される部分です。この「間」をザクザク切るとテンポがよくなります。
しかし少女漫画だとこれが「雰囲気づくり」に効果を発揮するのです。こちらにドキドキさせる時間を与えているかもしれません。
さて、3巻。なんですかねぇ‥和久井派の私は出番すら失われつつあるため涙で前が見えない。
今回は椎名の幼なじみ・秦さんの動きがヤバくて半分くらいホラーのつもりで読んだかもです。
2巻で発言が曖昧な感じだったので秦さんに姉でもいてそっちが関わっているのかと思いましたが‥ご本人。
しかし言ってることは変わらず曖昧、ぼんやり、しかも怖い。
付き合っているというのはただの噂でしたが、秦さんは本気。抜粋の台詞も病んでます。
一方的に椎名を好きで、ひな子と椎名のあとをつけるなどかなりキてました。
努力の方法はいくらでもあるのに、思い込む以外に彼女になる方法を発想できなかったんでしょう。中学でいろいろあったのは事実でしょうし。
しかし‥椎名が不憫だ‥不憫すぎる‥
今回よかったのは秦さんがやった事に対してではなく、秦さんの自暴自棄な心に怒ったひな子。いざというときの強さがホント好きです。
一方、噂話を信じてひな子に話してしまった和久井は秦さんに味方したようなもの。さっさとひな子に謝ってくれたらよかったのに。活躍は、したんですけどね。
まあ秦さんの話はもう少しで終わりそうなので、ちゃんと仕切り直して和久井に頑張ってほしいものです。
あと、もう少しワイワイ楽しい雰囲気が戻ってほしい!せっかくの元男子校なのだから。
私もクラスに女子が1割しかいないという境遇に置かれたことあるんですけど‥いやあ‥あれは楽しかったなあって‥
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