さてさて、サンデーの編集長が変わりました。さらに今週のサンデーでは編集長が連載や読みきりの決定権を全部自分が請け負うと声明文を出しました。


雑誌の運営は編集部にいる皆さんでやるのが当たり前ですから、独裁的ではないのかという懸念が出ていますけど‥

「りぼんが追い抜かれて15年経った」ことを知らない人がいるように、「今までのサンデー編集部が凄まじかった」のを知らないらしいのですね。


サンデーはついに40万部を切りました。 ジャンプがだいたい230万、マガジンが100万です。これは「発行部数」なので、実際売れているのは半分と言われています。
チャンピオンははっきりした数値が出せませんが、大雑把にいうと50万発行。しかし一部では27万くらい売れているという噂があります。


実は数ヵ月前の新週刊フジテレビ批評に小学館の取締役が出演しまして、「まずサンデーをどうにかしないといけない」と発言。
一ヶ月前、市原編集長が就任直後ラジオに登場。この時すでに「連載と読みきりは自分の独断と偏見で選ぶ」と話していました。
サンデーの裏表紙、編集長の名前が変わったのはそれから二週間後でしょうか。
あの声明文は出すべくして出したと思います。


上が「サンデーやばい」と結論付けたわけですよ。20代でゲッサンを立ち上げた市原編集長を起用し、イチから立て直さなければいけなくなったんです。
編集長はラジオで「僕がダメだったらもう後はいません」とも言い切っていました。


さて、どうしてサンデーは売れなくなったのか?
これまでの経緯おさらい。

★雷句事件。担当のい●づか氏がガッシュのカラー原稿を紛失し、それだけでなくパワハラがあったことも明かされる。裁判沙汰になる。こ●しま氏にもいろいろとパワハラされている
★雷句先生の弟子が担当か●むり氏に連載をめちゃくちゃにされた。
★か●むり氏は自分の名前をつけたキャラをパン漫画に出した。(今調べたら石渡先生のパスポートブルーもあんなことになっていたのか…ひいいいいい)
★か●むり氏が関わり、小学館漫画賞をとりドラマ化した「ワイルドライフ」の藤崎先生は最後にブログで恐ろしい発言をしている。
ちなみにこの漫画は主人公の職場が途中でいきなり変わり、前のヒロインやキャラがでてこなくなったりした
★サンデー編集部には「か●むり一派」と呼ばれる集団がいて、彼らの手によって同じような漫画が出ては消えていった
★新人は怖くて投稿できない。新人育成のための増刊から新人が追い出される時代があった。市原氏はサンデーを出てゲッサンを立ち上げた。
サンデーはそれから節操なく外部を持ってきた(あらいきよこ先生が来たのはさすがにたまげた)。が、それしか売れない
★外部作家でありしかもベテランの渡瀬先生が「ぼくの考えたアラカン描かないとネーム通さない」といわれ漫画をメチャメチャにされる。その後パワハラを告発し、シナリオを大幅修正したリマスター版が発行されている。
ちなみにパワハラした担当はい●づか氏。ふしぎ遊戯担当者にも「お前のせいで漫画が面白くならない」などと言ったらしい
★渡瀬先生をはじめ、外部作家さんはちょくちょく休載する。一時期は8本休載なんてことがあった。荒川弘先生は家庭の事情で休載してるが‥アルスラーンは‥?
★他にもベテランが出ていったり(何代か前の編集長がベテランを追い出している)、人気が振るわない(?)とクラブサンデー(ウェブ)や増刊に流す。島流しの基準があいまいなので、読者は「編集部が気に入らなければ売れてても切るんだろう」と考えはじめる
逃げた漫画家はあちこちでわりと成功しています
★毎週月イチ連載があるため、その週を逃すと続きがわからなくなり「単行本でいいや」となる
★月イチ連載目当てで買ってる人には他の連載がさっぱりわからない
★そしてどこのアホが考えたのか?去年の新連載55企画。ロングランしてた連載が切られてかなりの読者が読むの諦めた(ケンイチのいきさつは本当に酷い)。結局売れたのは「だがしかし」だけ
★藤沢とおる先生が来た、と思ったらカラーを無駄遣いしただけだった。江川達也先生の自伝が掲載される噂もあった
★つい最近「ドリー・マー」という漫画でイメージキャラクターのアイドル選挙があった。しかし締め切りの日、不正があったと言われている。いきなり一位が変わりました
★青山先生入院のためコナン休載かと思ったら、なんと既出の話を再掲載する

企画を出してはコケ、出してはコケ、こんな有り様に。ポケ●ンの漫画とか載ってた時もあった‥コロコロの恩恵にあずかろうとした時期があったんですよ‥
私はひらかわあや先生が大好きなので「天使とアクト!」のためだけに270円も払ってるんですけど‥アクト読んでだがしかし読んでなのは洋菓子店読んでマギはコミックス待ちだからチラッと見て‥

そんで終わり。読むものがない‥


どうにかならないものかと思っていましたが、ようやく何か変わりそうです。
まずあの声明文自体でサンデーに興味が湧いた人がいたでしょうね。
さらに、声明文の最後。編集部全員の名前が掲載されている。
ここに「か●むり、い●づか、こ●しま」の名前がない。
い●づか氏はちょっと前に異動したそうですが、このインパクトは大きいです。
他二人はまだしもか●むり氏に関しては「良くも悪くも」サンデーに貢献した部分があります。メディア戦略などには強い人なんで、ずっと動かせなかったのでしょう。

編集者の動向など漫画オタクでないかぎりわからないものですが、投稿者はそこらへんの情報をつかんでいるわけでして、「じゃあ投稿しようかな」と思うかもしれない。


そして市原編集長は他のインタビュー で「読みきりや短期連載を増やす」とのこと。

そう、サンデーにはコレがなかったんですよ。突然新人が4巻くらいの連載をするんです。
ジャンプは突き抜けると2巻。面白くなければ終わる‥しかしジャンプの新人さんはそこから大ヒット作を出して返り咲くことがあります。相性のいいジャンルや書き方を連載で学ぶわけです。

サンデーの新人さんは打ちきられるとほとんど戻ってこない気がするんだ‥なんていうか、企画も出だしもよくなくて愛着が沸かなかったり‥「編集者の影」がちらついて集中できなかったり、結局同じような構造になっていたり(巨悪とか大物とやたら対立し、嫌がらせを受けてることが多い)。


市原編集長のやろうとしてることはチャンピオンのやり方そのもので別に目新しいわけではないです。

チャンピオンで新連載と読みきりのない号は少ないです。新連載のほとんどは短期連載。はっきりした増刊がないため新人のデビュー作は本誌に載ります。
粗削りだけど突き抜けてる漫画が多いし、「読みきり」は付録目当てで買った人にも読みやすい。また、たとえつまらなかったとしても次にどうにかすればいいわけです。これは短期連載も同じ。
チャンピオンの新人さんは本誌に登場し、だいたい短期連載で戻ってきます。
読者は「あ、あの人だ」と愛着が湧き、ついていくんですね。そして本連載へ。
チャンピオン編集部はおそらく新人に「出オチ」的なモノを求めているのではないかと思います。
最近の新人賞では除霊のためにハードSMをする女子高生の話がありまして‥もうこの人は「SM除霊の人」というキャラが固まったわけですよ。

さらにいうとデビュー作が好評すぎてそのまんま本連載に動くこともあります。
最近弱ペダの後継と言われてるハリガネサービスがそれです。あれはデビュー作からすさまじかったんだ‥

ただチャンピオンの怖いとこは短期連載が単行本にならないということ。実は私はの増田先生が4年前に連載してた作品は去年ようやく単行本になりましたが、これは本当に稀なケースなのです。


サンデーが同じことをするのは大歓迎です。
サンデーなら短期連載でもどうにか単行本にできるかもしれませんしね。
新人さんに「失敗させる」、これは大きい。


でも、そのやり方ですぐにサンデーが部数を上げることにはならないでしょう。短く見積もっても二年。それまで上層部が見守ってくれるのかが問題です。

それから編集長がどういう観点で新人を見出だすか。まあ信長協奏曲の石井あゆみ先生を育ててる人なんで感性はかなり鋭いと信じています。
ハレルヤオーバードライブも大好きだ!!


ですからまあ‥私は期待したいんですけれど‥これからかなりの連載が終わるということもあり既存の読者が離れないのか?という気持ちもあります。
そしてひらかわ先生の担当はか●むり氏だったのだよ‥アクトが終わるかもしれませんが、もし出雲が復活したら‥?そんなことあるんだろうか(ケンイチは復活するんじゃないかと思ったりしている)?


追記:編集者の名前と漫画家の担当編集に誤りがありました。訂正しました。
katsuさんありがとうございます!

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