「つまんないとかたいしたことないって
思ってるから
そう感じるだけなのかも」
コミンカビヨリ4巻
高須賀由枝・KCKISS
(KISS掲載)
★あらすじ★
赤石萌、アラサーのイラストレーター。長寿家系の身を案じ、築80年の古民家購入。
その古民家に目をつけたのがイケメン建築家の池内慶。家に「民子」と名前をつけて異常なまでの愛情を示す。
長期の仕事がやってきた池内は「民子」に暮らしたいと言い出す。困惑する萌だがあれよあれよと同居へ。
そして一緒にいるうち、萌は池内の新しい部分に気づいて‥?
「グッモニ」シリーズでりぼんとクッキーを支えてきた高須賀先生が講談社で描くプチ田舎ライフ!!
☆☆☆
表紙にいるの誰‥?
たぶん友達の若ちゃんですよね。あだち作品は安定のアレだけど、高須賀作品はさらに友人キャラの見分けが(あっ)
高須賀先生の漫画には他のレディース漫画家が描かない「普通」の風景があります。
ドアToドアのクルマ社会、悩める普通のハデでもジミでもなんでもない女子。レディース漫画のスキマを突いて来ている。
クルマ社会を描く漫画家ってまだ少ないと思いますよ。「ド田舎」を舞台にすれば別ですが、ここはおそらく松山、県庁所在地です。意味合いが違います。
さて4巻。セレブな部分でさらりと萌をイラつかせる池内ですが、同居を始めたら新しい面が見えてきます。
近所の島に行って鯛めしを食べる、それは萌にとってありふれたことでさらにいうと「近所すぎてしょぼい」。
しかし池内はなんでもかんでも新鮮にとらえ、はしゃぎ回ります。
「ウザさ」が「ポジティブ」に変わったんですよね。確かに前からそうなのかなとは思っていたんですが、明確にキャラを押し出して来たのは高須賀先生の手法じゃない気がする。
これが講談社のチカラなのかなと考えてしまいました。
何となく「設定は惜しまず出せ」「わかるように描け」という方針があるんだろうな。
あと3巻で「もしかして池内が本命なんじゃないのか」とふざけた事期待してた佐村くんですが‥
やばい!!
いいですね、彼!!
大学すら地元で外に出たことがなく、でも頭は良さそうだし育ちもいい感じ。祖父の介護で地元から抜けられずおばあちゃんと二人暮らし(この経緯も田舎あるある)。
池内と違ってどこにでもいる非リア系のキャラですが、とにかく真面目で堅実な空気が漂います。
同じく非リアな萌と気が合うので少々気になっているようですが、「社会人」なので池内との関係を冷静に眺めていたりする、そんなとこもいい。
高須賀作品に上原くん以上の真面目キャラ(最近はただの偏屈)が出てこなかったんでそれも嬉しかったのかも。
普段あまり男性の仕草を意識して見てなかったりするのですが、つい見いっていたり。
ぶっちゃけ無意識に感想を言ってみたりする無垢な感じが萌えた。
この漫画にも最後壁ドンが出てきて「うへ~またかよ~」と思いまして。
だからね、男性の仕草なんて、ちょっとでいいのだー!!(帰りたい帰りたいなにはあれここはどこ)
まあおそらく第一印象だけでディスりまくりな若ちゃんとオチるかなとは思いますが。
次の巻は来年らしいです。
まだ年越したばっかりなのによう‥生きてるかもわからないじゃんよ‥(おい)
あと萌が民子を買ったマジな経緯が出てきましたね。
成る程これでは実家(県内)に帰らないわけだ。親戚めんどくさそう。
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