最近漫画は読んでいるけど感想の書きづらいものが多くてなかなか記事が書けません。すいません。


というわけで昨日検索に引っ掛かった気になるワードを一つご紹介します。

「りぼんちゃおなかよしかきわけ方」


‥これ、リアル読者の小中学生のみならず、実は漫画好きの大人や投稿してる人もわりと気にしてる問題です。


前にふざけて「少女漫画家になるには」という記事を書きましたが(編集部別に投稿の仕方が違うので)、

これよりは非常に曖昧な問題です。


以前Twitterなどでこの3誌の描き分けを図解してた人もいたりするんですが‥あれは当たっているようで遠い。

例えば「りぼんは線が細く髪の毛がさらっさらで髪の毛の束をそとに増やせば増やすほどらしくなる」「なかよしはオタクっぽい」「ちゃおは線が太くて目がバカみたいにでかい」などなんですが、最近りぼんには線が太いというか粗い人が現れていますし、なかよしは外部の方がいるので「らしさ」など存在しませんし。
現在ちゃおで目がでかいのは中原さんと五十嵐さんだけです。他は意外と目にかけあみを使わないです。ベタ処理だったり。


りぼんでデビューすると仕事するごとにトーンが増えて作画がキレイになる感じなんですが、ちゃおでデビューするとデビュー作が一番丁寧で、ネーム作業に押されて作画がかんたんになっていきます(和央さんの初期単行本を見ると分かりやすいです)。

きれいな原稿がいいのかどうか?私は肯定しません。
きれいな原稿でも話がつまらなければどうしようもない。多少荒削りでも「笑える」「感動する」「考えさせられる」漫画の方が価値があります。

大人の方は経験あると思いますが、小さい頃好きで好きで仕方なかった漫画を今開いてみるとものすごく絵が残念だったりしませんか。
そういうもんです。子供は絵で漫画を判断しません。
あと、かんたんな作画を身につけることで話にかける時間を増やすことができるので、あれはある意味「技術」です(アシさんを呼ばずマイペースでできる利点も。コストダウン‥というか少女漫画でアシ呼ぶのはよほどの作家だけです)。
多作の同人作家さんは手に負担かけない書き方をマスターしてますよね。線にメリハリがなくても今っぽい絵柄になりますし。


で、大人の漫画読みに苦言するとすれば掲示板やSNSなどで「あれはりぼん絵だ、だからこの雑誌にそぐわない」と発言すること。
そぐわないということは目立つということです。
雑誌の傾向を踏まえてそれっぽい絵を描くよりは違うモノを描くほうが大事なんです。
投稿してる人は傾向ばかり追わない方がいいと思います。
現在のちゃおで活躍してる人はなかよしや花ゆめでの投稿歴があり、総合的判断からちゃおに乗り換えています。
少女漫画の範囲なら、例えばりぼんにちゃお絵で投稿することはむしろ「セールスポイント」になります。


3誌は話の傾向も分かれています。
りぼんはとにかく子供視点からのリアルが大事。親への反抗も大事。
ちゃおは親目線が重要で、親の許す範囲の子供の夢を描く漫画が多いです。
なかよしは外部の方が多く増刊がないので新人さんが活躍(修業)できない。だから投稿する前に他誌かコミティアなどで名前を上げておく。話はホラーでもファンタジーでも何書いても大丈夫です(スクールへの投稿は無駄ではないかと思います。結構上手い人でも賞金3万しかもらえないのでかわいそう‥)。ホラー描きさんはかなりいけると思います。


私も心が狭いのでちゃおに人間関係のギスギスした漫画や自分勝手な主人公の漫画が載っているとこれはあかんのではないかと思うのですが(ちゃおの主人公は良い子ばかりです)、だいたいそういう漫画を描くと人気ないんですけど、読者がそれを「好き」と判断するようになれば雑誌がそれだらけになることもあり得ます。
雑誌はそうやって時代を追うごとに変わっていくので。


だから「雑誌らしさ」というのも曖昧というわけです。これは少年4誌でもよく交わされる議論ですが‥「らしくない漫画」が当たった時、その雑誌に変革が来たということになります。

ジャンプで「火ノ丸相撲」がウケてるのはかなりの転機だと思われます。女性読者の多い雑誌で泥臭い「相撲」がヒットする‥しかし、「きたなーいヤダー」という気持ちを越える実力があの漫画にはあるんですよね。

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