カプチーノ 2 (ビームコミックス)/KADOKAWA/エンターブレイン
¥670
Amazon.co.jp



「? それは
もっと好きになるって
事ですか?!」


カプチーノ2巻
菊池まりこ・ビームコミックス
(ハルタ掲載)


★あらすじ★
涙川克美、高校一年生。恋に赤面しっぱなし、奥手どころじゃない女の子。
ところがひょんなことから大学生の萩原さんと付き合うことに。克美はいっぱいいっぱいになりながらも少しずつ恋を育んできた。
ところが、萩原さんの「元彼女」が突然現れて…?!
こんなド直球の恋愛漫画がまだあったのか!!
もう自分を「女子」とは呼べない人にも買える胸キュン漫画!!


☆☆☆

内容としては「ちゃお」と基本的に変わらない、超純粋なラブコメです(ここけっこう重要。表現は違っても本質はかなり近いです)。

恋愛をよこしまなものと考えて悩みまくっている主人公・克美と、落ち着いているけど元カノ6人いたという謎多き大学生萩原さん。二人はお互いに余計な事を考えすぎて空回ってしまい、すれちがったりケンカ(?)してみたり。
ぎこちない、しかしじんわり恋する二人を見てると床をゴロゴロ転げ回りたくなります。特に2巻は萩原さんの元カノや家族など愉快な面々が登場し賑やかになってきました。

そしてこの巻全体で感じたのは、いつも涙目の克美が実は最強だということ、また頼もしいと思っていた萩原さんが結構プライド高いということでした。

克美の天然っぷりはすさまじいですね。あれはピュアホワイトだと思います。
また、萩原さんは1巻で「求められたらなんでもするけどそれ以上の事がわからず彼女にいつも愛想つかされる」と言ってまして、女の子が少しでも不満を表すと自分から逃げてしまうようなのです。そうやって柳さんを含めた複数の元カノができてしまった。

…これ、似たキャラいたなと記憶をたぐってみたんですが、「バター猫のパラドクス」に出てくる兼末くんですね。女子にモテるのですが何していいかアタフタしている内に「ヘタレ」と言われてトラウマになっています。


恋愛に臆病で傷つきたくないから、自分から行動を起こせない。「ヘタレ」とか「草食」と片付けてしまえば簡単だけど、萩原家とのやりとりを見ているうちに彼の苦労を感じました。
表に見えないだけで克美と同じタイプかもしれませんし、克美みたいになんでも聞いてアドバイスしてくれる親友はいません。いたところで打ち明けられそうにない。
男はつらいよ。


2巻は克美の魅力や成長について楽しく読めましたが、その代わり言葉が少なくすぐ不機嫌そうな顔をして克美に誤解される萩原さんの「下げエピソード」が多かった気がします。
やはり今の恋物語は女の子が強くないとダメかな?

ただし萩原さんには「歳上の強み」があります。失恋の経験は伊達じゃない。克美をここまで強くしたのは彼なのですから。私は萩原さん、萌えます。

また萩原さんが学ランを着るエピソードがありまして、「もし萩原さんが萩原『くん(同級生)』だったら」と克美が妄想します。ですが、萩原さんが大学生だからこそ今の関係があると克美は悟るんですよね。

萩原さんも逆に同級生ではダメなんだと思います。克美は「自分は年下でネンネでダメだけどしがみつきたい」気持ちがあり、逃げようとする萩原さんにガチで立ち向かう。
二人はお互いが相手の話を聞いて「じゃあどうするか」を考えあっているとは思います。ただし、その前の「会話」がまだまだ成立してないんですけどね…
(成立したらトラブルにならないし漫画として面白くないし!)

この巻はパジャマパーティーの顛末に爆笑しました。また萩原の妹、志穂ちゃんがなかなかいいキャラクターです。志穂と克美が親友になるといいなと思っております。

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