- さよならハルメギド(1) (アクションコミックス(月刊アクション))/双葉社
- ¥670
- Amazon.co.jp
「一九九九年 七の月
空から恐怖の大王が降ってくる
アンゴルモアの大王をよみがえらせ
その前後の期間マルスは幸福の名の下に支配するだろう」
さよならハルメギド1巻
きづきあきら+サトウナンキ・アクションコミックス
(月刊アクション掲載)
☆あらすじ☆
1989年。アンゴルモアの大王が降りてくる10年前。
小学三年生の将太は母子寮にやってきた。父親と別れて暮らす日々はさびしく、つらい。
しかし両親の仲が悪くなったのは自分のせいだと思っている。
生まれてはいけなかったのかな?とも考える。
そんな時母親の「友人」を名乗る優馬という男が現れた。
からかった女の子からは手ひどい仕返しをされた。
こんな世界なら早く滅びてしまえばいいのに…
でも、将太の目に映る世界は動いていくのだ。
将太は世界を救うヒーローになれるのか?
きづき+サトウ先生が家族について迫る!
生きることの理不尽と、捨てられない希望の物語。
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
気が付くとお二人の漫画が単行本になって発売されてしまう。なんで最近こんなに出るんだろう?
でもこの「さよならハルメギド」、奥付を見ると去年の7月~11月号収録で「ん?」と思ったらオビに「来月2巻発売」と書いてある。もしかして本誌ではもう終わってるのかな…?
だから今の時点で変な憶測をしてはいけないなと思いつつ…。
2人の漫画にしては普通に電車の中で読めるタイプの(失礼)漫画で、いつもの恋愛要素は薄く、家族と子供の世界に重点を置いて話は進行しています。
主人公の将太は両親が別居したため、「母子寮」に入っている。
簡単に言うと将太の父親はDVをし、母親とシェルターみたいなものにいると考えていい。
隣に住む「かずよし君」は名前が男なのにどう見ても女の子で、母親はかなり冷たい様子。ここから予想してしまうのは「アレ」なんですが…
お父さんと一緒に元の家庭で暮らしたいのに、お母さん(若くて美人)が大学の後輩を連れてきて、将太の不安はいっぱい。しかも後輩は、意味深なことを言っている…
将太は小学生にできる範囲で不確定な未来によりかかったり反抗してみたりする。
で。ここで一番問題なのは物語の世界が「1989年」であることなのです。
私も、小学生だった時期です。
DVも「アレ」も今ではかなり世間に浸透していますが、さてこの時代、私たちはそういうものを知っていただろうか。当事者も、それを語るための「言葉」を知らなかったと思います。
でも昔から、「あった」んですよね。そしてたぶん、将太の母親が置かれている立場は今とは段違いの厳しさでしょう。
なぜ、この時代なんでしょうね。私たちアラフォーに向けた作品だとは思うのですが。
たしかにあの頃、「1999年って大人になったばっかりなのに地球滅亡しちゃうの?やだなあ」と思ってました。ところが最近、もうノストラダムスの予言すら知らない世代がいるんですよ…ね…
結局1999年7月31日になっても、大王は来なかった。地球は何事もなく、あれから15年も経過しています。むしろ落ち込んだりすると「滅亡してもよかったかなあ」とか思ってみたり。
結局あの予言とはなんだったんでしょうね。どうしてそんな大きな予言になったのか。
しかし1989年、滅亡するかしないか、誰もわからなかったんです。
わからないまんま、生きていった。
不思議なもんですよね。人間って、なんだかんだ生きちゃうんですよね。
これはそういう話だと、思います。
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