ちゃおデラックス 2014年 07月号 [雑誌]/小学館
¥570
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最近わりと定期的に買うようになってしまったDX。
なんか6月号の「アイカツ」の全員サービスがこっちでもOKらしいんでそういうの興味がある人はゲットしてみてもいいんではないでしょうか。

私はアイカツ全然見てないんですけどね。


さて、570円払って半分が「連載」と「シリーズもの」と「連載の番外編」なのはやっぱり残念だなあ…と感じてしまうものの、今回は「あれ、これちょっとアカンな」という作品がなく楽しかったです!

まずオレキンのトリビュートですね。
おなじ雑誌の作家がパロディをやるというのは画期的だし、そのイジられる対象が「そっち系」なもんだから面白かった。
で、参加してる作家さんがほとんど「白馬推し」だったのはうなずけますね。黒澤はメスの恋人がいるし、白馬は報われないし面白いしでいじりがいがあります。
一方で「一色推し」の方もいらっしゃるんですが、その人たちが描いてる内容はどこをどう読んでも「山吹推し」にしか見えない!「山吹」と書けなかったという大人の事情がありそうだな。
あと、ノベライズの方。その挿絵をヤガミンが描いてますがそれもう「ちゃお」じゃねえ。有明に陳列されてるやつだ。

こういうのを読んだ小中学生がいずれ未来の二次作家になるんでしょうねえ。
二次から一次にやってくることすら見越してるちゃおえらい。


で、「連載物」を抜きにした新人さんの読み切り。今回は殆どレベルが高くて甲乙つけられないんですが…

まず、おりとかほりさんの「シスコン☆ベイベー」。
美形なのにシスコンで残念なお兄ちゃんが、妹の「ヒーロー」になりたいというその一念でクライマックスにやらかすアレ。
大爆笑でした。良く動いてる。
これ、せっかくだからシリーズにしてほしいですよ。お兄ちゃんのキャラクターよすぎた。

次、城石わかこさんの「初恋予報」。新人らしい「ご都合主義」の恋愛マンガですが、「読者をどきどきさせよう」「恋した気分にさせよう」というサービス精神が旺盛。
男の子の方の悩みにも言及してたのがさらによかったです。

同時デビューだった寺下よこさんの「コイオト」、前の増刊でエグイ友情描いた人ですが、今回も意外ときつい恋愛を描いてる。彼女持ちの男の子を好きになると大変ですなあ。
この人、主人公に「ちょっとした狡さ」を入れてくるのが興味深い。それがリアルだけど、ガチに入れたらまずい。そのバランスが分かってる人だ。

そして一番ズドンと来たのがあの清家ミドリさんの「トライアングル、ぐるぐる」。
私この人の本誌読み切りを完全否定したんですよね(何年前だ?)。主人公がやたらスレてるのが神経に触ったんで。

でも、前の増刊もそんなじゃなかったし、今回は「ありそう」なことを漫画によくぞ描いてきたと思った。
主人公の友達に彼氏ができるんだけど、いるんだよねこういう男!
「彼女のともだちならオレのもの」って勘違いしてるやつ!
まあ、今回の男の子は単に「鈍感」なだけだったんだけど、こういうのがまた迷惑なんだよ。
わりと対象年齢高めの内容。というかこれがちゃおでよめるなら、もうりぼんいらないよねって思いますわ。アイカツカード目当てのお兄さんもこれは読んでほしい。一番最後なんで(私が最初にDX買った頃も全体がキラキラしすぎてて溝口さんのぐらいしか読めなかったけど、そういう内容です)。
ああ、多分私今回これが一番なのかもしれない。今までごめんなさい清家さん。

それから「キスしちゃうぞ!」辻永ひつじさん。もしかすると青空さんがいない今、この人が次のホープかもしれませんね。とてもよかったです。
ぜんぜん対象外だった男の子を「キス」から意識する、これは私の好きなパターン。
男の子があれこれ自由でキャラクターをポンポン見せてくる。
あと自転車を2ケツ、というか押してるんだけどもこれはオンナノコの夢である。

で、わりとベテランの方も参加されている。

久しぶりの葵みちるさん「花京院様のフィアンセ」、ベッタベタの王道モノ、最初からオチは見えているお話ですがそれもまた葵さんらしいよなって思う。
相変わらずの古い表現とか体のバランスの悪さもなんか懐かしい(笑)けど、これならにしむらさんの連載よりよくないかって思ってしまう。シリーズ行けそうな感じ。
この人、絵とかそういうの抜きにして変なパワー持ってるんですよね。

それからまたまたいしいゆかさん登場。「うそ×キス」。
キスってやつはクライマックスにやるか、辻永さんみたいな事故キスがセオリーなんですが、なんとこの人キスを中盤に持ってきた。これはたまげたんです。
そこからの流れもなかなかで、本来これは森田ゆき先生のお仕事だなと思ったんですが、いしいさんの方が絵に華がある。
この人一回ダメになったっぽい?(よくは知らない)けど、本誌で一回読み切りやらせるべきかと思います。


ギャグ枠?もちうさぎさん「おっさんベイビー」。
前の作品で寒すぎてこっちをドン引きさせてくれた人なんだけど、こういう路線の人だったんだ…と理解。
でも、今回は教訓も入っていてそれなりに読めた。だが・・そこまでキモキャラにこだわらなくても…


あとはシリーズとか連載ものについて。
連載物は2回目だから平常運転というか取り立ててすごいことはなかった。

キミソラ番外編は裕くんが男前すぎ。
エリートジャック番外編は…おい、よく考えるとそれって大丈夫なのかと…思わせないのがいわおか先生。
アイ/ドルマ/スターは続きが単行本で出るようですがタイトル今からでも変えたほうがと思うことがある(検索よけしといた)。で、萌花ちゃんの本命って誰だっけ…?
それからなぜか色井さんの「私の恋はチョコレート」続編。単行本を作るためだろうけど本編がアレだっただけに何とも言えない…主人公が一人で我慢するとかいい部分もあるんだけど。
いじめは毎回いじめっ子がどうやって逃げたのか、親が子供の言う事鵜呑みにして手続きしたのか気になる(いじめっ子転落パターンも何回か見てきたけどさ)。
いい加減に解決の筋道を示してほしい。いじめっ子にいじめパターンを教えてるだけなのに何故気づかない?それから今回手を下しているのが周りのモブであること。これが怖い。
ナゾトキ姫は名探偵、なんと西村○太郎っぽいミステリー。リッカと梅澤がいない。こういうのもたまにはいいですね
オオカミ少年こひつじ少女。お兄さんから何か…「人類最強」のにおいが…
最後のオチで爆笑してしまった。

さて一番最後に残しておいた白雪バンビさんの「おかしな国のアイス君」。
今回ホントにほとんど面白かったんだけどこれは31Pでやる内容じゃない。
それを無理矢理収めようとするからラストが唐突になる。
担当さんはネームの時点でどうして直そうとしなかったのと思うばっかりです。

今回P数が少なかった?808Pか。同日発売のりぼん増刊が同じP数で590円だったからいいか。
やっぱり連載とかシリーズ絡まない新人さんの読み切りを増やしてほしい…ホラーはあっちに移せばいいし、増えすぎたシリーズものもそろそろたたむ必要ありかと。

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