國崎出雲の事情 18 (少年サンデーコミックス)/小学館
¥463
Amazon.co.jp



「どーせまた、1人で全部抱え込んでるんでしょ!
たまには人を頼りなさい。
信頼できる人を頼るのは、
全然迷惑にはならないんだから!!」


國崎出雲の事情18巻
ひらかわあや・少年サンデーコミックス
(週刊少年サンデー掲載)


★あらすじ★
國崎出雲16歳、男の中の男を目指す美少年。そこらの女の子より超絶かわいい!!
息子萌えの父が危ないので別居していたが、歌舞伎一家の國崎家へ戻ることになってしまった。
いくつか「女形」をこなす内に悪くないと思い始めた出雲だったが、ウザい存在でしかなかった紗英が告白してきた。
「男同士なのに」心が揺れている出雲の明日はどっちだ?!

若手をメインにした「復活狂言」のオーディションが始まった。
主演をもぎ取れば没落してる國崎屋も名誉挽回、出雲と加賀斗は参加することに。
もちろん愉快な御曹司も参加。
しかし決勝で対立する相手は意外な人物で‥?

女の子にしか見えない出雲と梨園のイケメンが新しすぎる世界をを開くカオス漫画!!


☆☆☆

さて、本誌では最終回を迎えてしまいました‥最終巻も来月発売予定です(単行本にちゃんと書いてあるからいいよね)。
なんでこんなに単行本を急ぐか?…つまり今年中に新連載をさせたいから(55周年55新連載というバカ企画)とっとと旧作を片付けたい‥そんなサンデーの思惑が透けて見えるようです。
月光条例も神のみも消えます。アラカンはアレだし。サンデーってバ●なの?●ホなの?

おかげさまで出雲終了と共にまたサンデーを買わなくなりました。
またよほどの作品が出ない限り、サンデーは買いません。


゜・:,。゜・:,。★゜・:,。゜・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆



さて18巻。復活狂言オーディションはまだ続いています。17巻で「彼」が出ていなかった事は少々意外でした。


彼‥「羽唯屋花(はゆいや かずら)」が出雲の決勝の相手です。
オーディションに加賀斗が出ると言った時点で「倒れる」と思ってましたから、何かどえらい若手がいるんだろうなーと思っていました。
しかし彼の登場、そして活躍ははっきり言ってこの巻のみなんですよね。もったいない。
そして、加賀斗の負け方なんですが…体調を崩したわけではなく花の実力だったようです(出雲も白木に勝ちましたが単に役の相性でしたしそういう面も含むでしょう)。これは意外でよかったんですが、勝負自体は全く描かれていません。
つまり強敵である花の演技も、出雲との勝負一回しか見られません。

これはなー、ちょっとなー。
私は紗英さんしか見てない部分もあるんですが、加賀斗は1話から出てきているし出雲よりずっと上手い。しかし学校に行っていないせいで紗英や玄衛、菅原兄弟に出番を奪われてしまったキャラクターです。
それでも「出雲」には加賀斗ファンが確実にいまして、そちらからしてみたらきついんじゃないかな、と思ってしまいました。


「ワイルドライフ」のキャラクター・鞍智のことを思い出します。
(ワイルドライフとは:昔々出雲の担当が描かせた漫画。絶対音感を持つ主人公が獣医になり、「なんだってー」的な感じで動物の治療をしていく。ドラマ化はしたが作者は連載終了時担当に対し恨み言を。ぐぐるとすごいよ!)
彼は絵に描いたようなエリートで、主人公岩城鉄生の奔放さに振り回されるうちだんだん感化されていきます。二人のコンビはとても楽しく私もよだれ垂らしながら読んでいたのですが、あるときこつ然と姿を消します。
いきなり全身フルモデルチェンジして再登場しますが、主人公が病院を出て行ってしまうためそこでほとんど出番がなくなります。まあ…ワイルドライフにも両刀オッケーな陵刀というすさまじいキャラクターがいまして、こっちにすべて持ってかれた感はあるんですけどね。
鞍智だけでなく、主人公が病院を動いたことでヒロインと思われていた看護師さんも存在を消されてしまったんですよね。
あれ、作者がやりたくてやったとはとても思えないんですよ。私はその辺からおかしいな、と思って読むのをやめたんですけれど。


ひらかわ先生は担当について何も言わない方ですけれど、本当はどうしたかったのかな?と思うことはあります。私はさえいずで構わないんですが、そうじゃなかったかもしれない。
本当は加賀斗と出雲を戦わせたかったかもしれない。
もしくは負け試合でも、加賀斗の見せ場を用意したかったかもしれない(このオーディション編長いから好きじゃないけど、かといってやるべきものをやらないのもどうかと)。

出雲が幸嶋屋庵寿郎に見出されてから、どんどん加賀斗は不遇になっていきました。
出雲は主人公ですから、成り上がっていかなければなりません。しかし出雲は技術がなく勢いと才能だけで乗り切ってる。
あまりにもあんまりで、加賀斗が「おとなしい性格」でなかったらどうなってたんだろうと。前巻で加賀斗が國崎屋に入るまでの話がおまけとして掲載されてますが、これも不遇ゆえですよね。


この後のオーディションについてはネタバレになりますから書きませんが、「な、なんだってー」的なパン的ド茶番が出てきて本誌読みながらひっくり返ったなー、と思いだします。
それでもこの辺の杏李ちゃんがカッコよかったのでセリフを抜粋しました。

さて、次の巻で「出雲」は終了です。
終了しなければワイルドライフのように「ヨーロッパで歌舞伎広めようぜ!」みたいなことになってたかもしれないので…私はこれでよかったと思っています。
一番肝心な、あの問題がついに解決しますので。

國崎出雲の事情 19 (少年サンデーコミックス)/小学館
¥463
Amazon.co.jp


にほんブログ村 漫画ブログへ
にほんブログ村