夏恋スローライン (ちゃおコミックス)/小学館
¥450
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「おまえ
選手(オレたち)と同じカオするんだな」


夏恋スローライン
久世みずき・ちゃおコミックス
(ちゃお掲載)


★あらすじ★
片山光理はバスケのマネージャーを長年やってきた女の子。5年ぶりに戻ってきた町でも男子バスケ部のマネージャーを志願し、そこで幼なじみの陸と再会。
ところが、陸の親友である大和が「マネージャーは必要ない」と光理を冷たくあしらい‥?!

「真代家こんぷれっくす」シリーズで大人気の久世みずき、またまた本誌の連載作登場。


☆☆☆

シリーズ作を持ちながら平行して他の連載やホラーも描き分ける現在ノリノリの作家さんです。12月号からも連載を始めています。

光理の幼なじみ・陸とその親友大和が繰り広げる三角関係。長い片想いが勝つのか、衝撃の出会いが勝つのか。そして陸と大和は大親友であり、互いを裏切ることができない。王道の恋愛漫画です。

今回、過去の作品「トライ/アングル」で未消化だった「三角関係」がバッチリ完成されております(あの作品は恋愛漫画として傑作)。本誌で読んだ時、「よく三回連載で三人をもてあまさずにやり切ったな」と思いました。

三角関係の漫画って難しいですよ。
主役級の登場人物を三人出さなきゃいけませんから、5回分ぐらいページがないと普通はやりきれない(しかもちゃおですから、コマを小さくしたりセリフをツメツメにはできません)。
三回連載の場合は「主人公と相手」を見せるだけで終わってしまうものなのです。

しかも光理がいかにマネージャーとして有能か、何故二人に愛されるか、二人の愛情はどちらがどれだけ大きいか、イコールなのか、光理が誰を選ぶのかきちんとわかる。
わからない漫画って、たまにありますからね‥10巻以上続いても主人公の魅力のわからない漫画。そんな不条理も現実にはありますけれど、ちゃおで不条理はNGです。


あと私的に三角関係で一番好きなのが「選ばれなかった男子の心理描写」だったりします。
今回書き下ろしがかなりあるんですが、非常に満足な番外編がありました。

そしてかなり昔の読み切りが収録されています。久世さんはいろいろなジャンルに挑戦してきた方です。びっくりする読者さんもいるかもしれないですね。
私も当時ちょっと驚いたんで‥


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