実は私は(3) (少年チャンピオン・コミックス)/秋田書店
¥440
Amazon.co.jp



「ホンマにありがとうな 朝陽君
おかげで私 白神葉子は
学校が大好きになりました!!」


実は私は3巻
増田英二・チャンピオンコミックス
(週刊少年チャンピオン掲載)


★あらすじ★
思っていることが全て顔に出てしまう通称「アナザル」黒峰朝陽。彼には秘密がある。同じクラスの白神葉子が好きなのだ。
ところが白神は吸血鬼だった!!秘密がバレたら転校させられるため、黒峰は「ヒミツ」を守り通すと誓う。
ところが外道クイーンの幼なじみや宇宙人の委員長、痴/女の狼男、ロリババアの悪魔など‥ヒミツすぎてバカな連中が後から後からやってくる!!
黒峰の恋の行方は?次に現れるのは‥「幽霊」?

一途でヘタレな男子と、鈍すぎるアホ吸血鬼の爆笑ラブコメディ!!


☆☆☆

サイン会の整理券がね、1時間でなくなっちゃったんだよ‥

というわけで現在チャンピオンでも掲載順が5番目以内というすごい作品になってしまいました。
チャンピオンは読んでなくても単行本は買っている、というラブコメ好きさんも多いのではないでしょうか。


「じつわた」の魅力は出てくるヒロインがみんなかわいいのに底抜けのバカであること、そして主人公黒峰が白神さんだけを愛しつづけていることです。

ハーレム漫画だと主人公は優柔不断で、あれこれ女の子の間をフラフラしますが、黒峰は鼻血は出すものの、はっきり「白神が好き」と言いますし、アナザルなのでヒロインたちも重々理解しています。
しかし肝心の白神さんが超鈍感で、未だに「黒峰くんは藍澤さんが好き」と思い込んでますけどね‥。

白神さん以外は「白神に一途な黒峰」が好きであり、暖かく見守っています。みんな人外なのに立場は弁えていて、周りを出し抜いたり牽制などはしません。
人外ヒロインたちは恋も大事だけど、「あいつら」を含めた仲間の繋がりを大切にしたいのでしょう。
この世界では、主人公と結ばれるだけが幸福じゃないのです。



3巻では「もし打ち切りだったらここで終わったんだろうな」と思われるイベントがあります。黒峰と白神さんが夜こっそり学校のプールで水泳の練習をするのですが、そこで白神さんは黒峰に正体がバレてからのことを振り返ります。
寂しかった学校生活が一転し、友達もできて遊びにいける。それはすべて黒峰のおかげだと話します。
最終回だったらそのまま告白へ繋いだでしょう。
しかし増田先生は恋よりも学校生活を楽しむ白神さんの魅力を押し出し、改めて「ラブコメ」を仕切直しています。


ラブコメはくっついたら終わり、続けば続くほどもどかしくなってしまう。しかし、「じつわた」の進行は実に上手い。
プールイベントから、じわりとラブコメ度がアップします。巻末では大変なことに。


あと、唯一の人間ヒロインみかんちゃんが黒峰について語るシーンが好きだったりします。
本当は好きなのに、付き合いの長さからついつい客観視してしまう。そこにうっすらとしたあきらめを感じつつも、嫉妬がないという‥「外道キャラはどうしたんだ」とつっこみたくなる部分です。
ですが彼女にも大きなヒミツが。私、やはり彼女好きかもですね。彼女の場合、ヒミツというよりは「嘘」を抱えていて、他のヒロインと違い少々薄汚い。
でも、読んでいるこちら側に一番近い。

私が君届の矢野あやねを好きなのも、ダメな子だからですし。


次の巻ではアホレベルも上がっていきます。声を上げて笑えるのもこの漫画のいいところです。

あと、「さくらDISCORD」が好きだった人、この巻は必見です。是非買いましょう。

にほんブログ村 漫画ブログ 週刊少年チャンピオンへ
にほんブログ村