わたしはキャワワワ!! (ヤングジャンプコミックス)/集英社
¥590
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「急所をしつこく攻撃してやるから覚悟しなよ!」


わたしはキャワワワ!!
大亜門・ヤングジャンプコミックス
(週刊ヤングジャンプ掲載)


★あらすじ★
私、河合伊世!!かわいいものが大好きな普通の女の子。
だったんだけど‥ある日エイナスという妖精さんから「プリティランドを救って」と言われたの。
エイナスから貰ったグロスを塗ったら伝説の戦士キャワワワに変身しちゃった。
かわいいものを守るため、悪の帝国テラキモスと戦うよ!!

魔法ステッキじゃなくて万力でな!!


何を言ってるかわからないと思うが、あの「太臓もて王サーガ」でジャンプのニッチな層を沸かせた大亜門先生が美少女戦士のアレな漫画を書いたんだぜ‥?
な、何するダァーッ!!


☆☆☆

私はかなり浅いジャンプ読者です。
そもそもジャンプ購読のきっかけは「太臓もて王サーガ」のテニプリ手塚パロ。
コンビニで盛大に吹きました。
これ以上周りに迷惑をかけられないとジャンプを買い、今に至ります。


私にとってジャンプといえば大先生で、大先生といえばジャンプでした。ジャンプの「突っ込んではいけない部分」に容赦なく切り込みパロディで笑わせる。
腹を立てた読者もいたのですが、もう一方から「ジャンプの良心」と称されていました。
私はもて王のおかげでテニプリの「読み方」を勉強し、好きになったクチです。「もて王」はパロディをやることで他の漫画へのアプローチができていたのです。


また、大先生はラブコメの名手でもあります。ギャグの中にド直球の片思いを混ぜ、乙女心と現実とのギャップを書きつつ、恋愛成就への道のりをキッチリ見せちゃったりする。
百手矢射子をうっかり応援した方は少なくないはずです。


さてその「もて王」から5年は経ったんでしょうか、待ちに待った新作の登場です。それまでもボチボチと読み切りを描いてきているのですが単行本は久しぶり。


ところが、かわいい女の子が戦う「プリ●ュア」的なモノで勝負してきちゃいました。
かといって大先生ですからそのままやるわけがない。

妖精のエイナスは微妙にこわいし、グロスはヌルヌルだし、敵はマジでキモイし、武器は魔法ステッキに似た万力‥そしてアレをギリギリと握り潰す!!

嗚呼、クレイジー大亜門道!!


そしてパロディもそこかしこに。媒体がヤンジャンなので「じょうじ」とか出てきます。ジョジョネタもあるでよ。


ただ‥ぶっちゃけ打ち切りになってしまいました。「連載にあたり編集長が条件を出してきて」それをクリアできなかったらしいのですがどんな条件だったんでしょうね。


たしかに物足りない部分がないとは言えません。
一番大きいのは主人公がかわいい女の子だったことかも。
大先生の漫画はギャグに対する「ツッコミ」があって完成するのです(コマの左端で必ず阿久津が叫んでいたように)。女の子だと顔を崩すのも躊躇われますし、全力でツッコミきれない。

あとラブコメ要素がなかったのも残念かなと思います。ベースがプリ●ュアだから仕方がないですけれど。
そのかわりボストロールに良く似た敵「アブラハム」が意外と苦労人で感情移入してしまいました。
ラストの締め方も上手く、私は大満足です。


大先生の隠れファンは多いです。この打ち切りでも先生にはまだまだ仕事が来るでしょう。

本当は、本当は、もて王がもう一回読みたいんですけどね!!
次は特撮ネタとかやらないかなあ。

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