スターダスト・ウインク 11 (りぼんマスコットコミックス)/集英社
¥420
Amazon.co.jp


スターダストウインク11巻
春田なな・りぼんマスコットコミックス
(りぼん掲載)


★あらすじ★
どうも。古城杏菜、高1です!絶賛高校ライフ満喫中。
ハイッ!現在私は超不幸です!
日向とつきあえたんだけどそのせいで颯につらい想いをさせたと気づいたんです。だから日向と別れたんだけど、そしたら颯は怒り出した‥
わかってる、私がふらふらしてるからだって。だから決めなきゃいけないんだ!!

あ、終わりに菜花の番外編もあるよ。


☆☆☆

今回も「DQNあらすじ」でいかせていただきました。大人なら軽くキレそうになる語り口が春田さんの味であり読者に支持されていることをご了承ください。
あと、春田作品は主人公が話を聞かないで突き進んでトラブルを起こす少女漫画の典型です。


「スターダストウインク」は主人公が二人の幼なじみの間で揺れ動く三角関係モノ。
颯と日向、イケメン二人。杏菜がどちらを選ぶか読者はヤキモキしていました。
ついに、ついに注目のラストです。



‥私はどちらとくっついたかここでは書かないことにします。書いたらこの漫画の一番の楽しみが台なしになりますから。



最後まで見届けた時、なかよしの「王子とヒーロー」を思い出しました。
あれも三角関係漫画で主人公が最後の最後まで誰を選ぶのかわからない状態になっていました。おそらく連載中にアンケートを取り最終的に人気のあった方とくっつけたかなという印象です。

しかし「最後の最後までわからない」というのは「直前まで読者に一切気づかせない」ということ。だからどちらの男子も押し切る決め手に欠けたり、押し切ったらすぐに主人公を泣かせるような酷い事をしてました。
だから伏線が機能せず、結果がわかった時「あれ?おかしくない?」と感じたんですね。


スタダスも実はかなり近い状態でした。
颯と日向は同じようにイケメンで、同じように杏菜の幼なじみで、性格はかなり違うけど思いやり具合も同じ。
杏菜もどちらへのベクトルが大きいのか、正直最後までよくわかんなかったですね。
選ばれなかった方が「自分から身を引いた」感も非常に強いので。(あと杏菜に選ばれる事が幸せかどーかも微妙)

ぶっちゃけ、結果が逆でも筋道は通っていたかなと思うんですよ。
そして結婚相手が違ってもおかしくないかな。



‥ハラハラさせるだけの三角関係は私に合わないんだと思います。
例えば「オレンジプラネット」や「学園王子」みたいに、選ばれない方の悔しさ切なさがバリバリ書いてあるのが燃えるようなんです。三角関係といえど実は勝敗がついているぐらいでいい。

春田さんにはそこらへんが描けないのかも。キャラを大事にするあまりどちらの男子にも「負けオーラ」を持たせなかったですから。

せめて一回くらいしがらみのないラブラブ回が見たかったです。


ただし、菜花と風見陽多の番外編がその分を補ってくれたかなと。
陽多は颯や日向と比べ実にジミな顔で「こういう顔の高校生いるなあ」という感じ。春田さんがイケメンじゃない男子を書くというあたりすでに新しかった。
それでも陽多は個性があるため魅力的です。菜花もアホの子なりにかわいく、楽しく読めました。


春田さんはまたすぐ連載に取り掛かるだろうと思われますが、今度もまた性格の悪い主人公なのでしょうか‥?

にほんブログ村 漫画ブログ 少女漫画へ
にほんブログ村