- スターダスト・ウインク 10 (りぼんマスコットコミックス)/集英社
- ¥420
- Amazon.co.jp
「どうしても
口に出せない気持ちは
確かに胸(ここ)にある」
スターダストウインク10巻
春田なな・りぼんマスコットコミックス
(りぼん掲載)
★あらすじ★
どうも。古城杏菜、高1です!絶賛高校ライフ満喫中。
ハイッ!現在私は超シアワセです!
じつは幼なじみの日向と両思い、つまり彼氏彼女になったのです!
でも、友達の絢音ちゃんが颯とヨリを戻しました。私は‥いや、なんでもないですけど、絢音ちゃんの言葉や行動が怖い‥しかも絢音ちゃんはダブルデートを提案してきて‥?!
☆☆☆
今回も「DQNあらすじ」でいかせていただきました。大人なら軽くキレそうになる語り口が春田さんの味であり読者に支持されていることをご了承ください。
あと、春田作品は主人公が話を聞かないで妄想だけで突き進んで勘違いを起こす少女漫画の典型です。
「スターダストウインク」は主人公が二人の幼なじみの間で揺れ動く三角関係モノです。
春田漫画の法則からしたら杏菜とくっつくのはどう考えても颯なのですが…8巻で日向とくっついてしまいました。
以下は単行本を読んでない方ご注意。
少女漫画にも「キレる若者」が出現しているようです。
キレるといえば「アゲイン!!」の今村金一郎。彼の場合普通の感情を吐露するのがヘタなため、溜まりに溜まった感情が爆発してしまいます。
キレる時、人は後先を考えません。というか考える余裕もありません。キレたことで社会からドロップアウトすることもあります。
その時はスッキリするかもしれないけど、後悔が一生つきまとう。
麻生絢音は今まで物静かな美少女でした。颯の元カノですが諦め切れずヨリを戻します。が、颯には幼なじみの杏菜と日向がいつも一緒にいる。しかも颯は杏菜が好きです。
絢音の態度はいきなり豹変し、杏菜をチクチク攻撃し始める。颯&日向と登校して優越感を見せ付けたり、「日向と付き合ってるんだから颯がかわいそう」と直接言ってみたり。最後に全部吐き出して爆発し、「三人がバラバラになればよかった」とまで告白します。
絢音もかなりしんどい。颯といくらつきあっても、幼なじみ三人の空気に割って入れない。
杏菜の性格がアレでナニですから、いじめないでいられるわけないよなと同情もしますが、颯は自爆するほど愛しい存在なのでしょうか。
元々のスペックが高いのでもっと大切な相手が見つかると思います。
春田漫画は主人公をよく見せるためにライバルをおとしめてしまう。マリちゃんも絢音も「怪物」として描かれている気がします。
一方、杏菜は揺らぎます。杏菜だって、日向と付き合っているけれど颯が遠い存在になるのは嫌なのです。1巻と逆の事を体験していると言えます。
非常に贅沢な悩みですね。「友情」と「恋」の境界線がわからないから、どちらも欲しがってしまう。杏菜はイヤイヤを言う子供と同じ。
大人はどうするでしょうか。
困っている杏菜に真白おにいさんがいろいろとレクチャーしてきますが、
杏菜は自分が求めるだけで、相手の事を考えていない部分があります(「気遣い」はしますが、人から非難されないための取り繕いみたいなものです)。
もし本当にいとおしい相手なら、その相手が幸せになる方法を考える。たとえ相手が自分以外の人を選んでも。
日向は元々から杏菜の要求をすべて包み込む。
颯は杏菜の要求を精査し、のめるものだけのんで他は一緒に行動する。
今の杏菜には日向が合っているのですが、次の巻でラスト。その時に杏菜は変わっているかもしれません。
本誌では最終回を迎えたようです。私は本誌を読んでないので非常に気になるところです。
でも、日向と颯が争うほど杏菜は魅力的じゃない。いい子じゃないし、どういう性格か?といわれてもつかみどころがない。
今回絢音は杏菜に敗北宣言しますが、それだけのキャラクターかどうかも疑問です。
私は三角関係の行方が気になるから読んでいますが‥もうヒネくれてたり周りを気にしてばっかりな主人公は古いと思うのです。「この子なら応援したい」そう思える主人公に出会いたいです。
にほんブログ村
