- SKET DANCE 28 (ジャンプコミックス)/集英社
- ¥420
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随分遅い更新になりました。
SKETDANCE28巻
篠原健太・ジャンプコミックス
(週刊少年ジャンプ掲載)
★あらすじ★
ボッスン・ヒメコ・スイッチの「助っ人団」は、学園の便利屋。生徒のトラブルや悩みを解決しているが、時に自分達がトラブルを起こすことも‥?
二年前、学園では闇サイトが流行っていた。素行の悪い生徒に管理人である生徒が制裁をするという事態にボッスンとヒメコが挑む。犯人にたどり着いたのだがそれは‥?!
ファン熱望の「スイッチ・オン」最後まで収録。番外編もあるよ。
☆☆☆
‥正直なとこ、本誌を読んだ時「どうだろう」と思いました。
しかし感想サイトをめぐると「泣けた」「重いけど感動した」というのが見受けられいろいろ考えました。
゜・:,。゜・:,。★゜・:,。゜・:,。☆
この先は読んでない人注意。
゜・:,。゜・:,。★゜・:,。゜・:,。☆
とりあえず「番外編」はチェリーだったり結城さんのエピソードがあったり面白かったですねー。
ということで本題。
開盟学園の生徒を勝手に取り締まり、同じ立場の生徒でありながらデスマッチをさせて動画公開するという恐ろしい「闇サイト」。
SKETDANCEの中でもトップレベルに酷い事件だと思います。何が酷いって、犯人が制裁を加えることにより周りの生徒にも影響を与えているからです。
ワルい生徒はそれなりに自重するかもしれない。しかし非行を捏造し、身に覚えのない生徒が被害に遭うかもしれない(実際ボッスンはヒメコを使ってそれを捏造した)。
普通の生徒は闇サイトの存在により「タレコミをすればいいんだろう」と思うだろうし、逆に「いつ自分にも呼び出しがかかるんだろう」とおびえる。
だから私は犯人が分かった時警察に突き出すのだろうかと思ったんですが、そうもいかなくなってしまいました。
犯人はスイッチだったからです。
少年漫画は「勧善懲悪」が王道であり、紆余曲折あっても悪いやつは倒されます。デスノでも主人公が一番ワルいので最後がアレなわけです。
しかし世の中きれいにわりきれるものじゃない。悪いことをするには相応の事情もあるのです。
でもしかし、少年漫画とくにジャンプでは主人公格のキャラクターに正しくあってほしいと‥私は思うわけです。ですから犯人がスイッチと判明し、「このオトシマエをどうつけるのか」と悩んでしまいました。
結局、ボッスンがスイッチと殴り合って警察への通報はありませんでした。
スイッチは「スイッチ・オフ」の壮絶な体験によりどうしようもなく自分を責めており、裁かれない自分を裁いてほしくて闇サイト事件を起こしました。
スイッチの心の状態は正常とはいえませんが、他人を巻き込んでいいわけがない。
でも、警察につきだせば彼の歪んだ願いは叶ってしまう。
ボッスンはスイッチを裁かないことでこれからの彼に課題をつきつけた。
篠原先生は必ずエピソードにコメントをつける方です。今回の件はまだ未解決、スイッチのつぐないもまだこれからと書いてあり安心しました。闇サイトを作った奥山と躍らされた片桐が投げっぱなしですから。
ただ、スイッチをここまでおとしめないと話は成り立たなかったのか、それが疑問です。
ボッスンは先生の分身と言われていますが、なんだかんだモテてるし安形が卒業したことで学園一キレる存在になってしまいました。
そしてスイッチはイケメンで強烈なキャラ。人気もだいたい並んでいます。
「スイッチ・オン」はボッスンがスイッチを救う話。
ボッスンがどれだけいいことをいうか、いい行動をするかで話の盛り上がりが変わる。
その対比としてスイッチの心情と行為をインパクトあるものにしなきゃいけないのですが‥やはりやりすぎではないかと思うのです。
(あと奥山や片桐をミスリード要員として置き、「犯人はどっちでもないよ」と出し抜くためだったりしないといいんですが)
私は多分予定調和を漫画に望んでいるタイプだと思います。
いい裏切られ方をすれば満足ですが、そうでないと受け入れるのが難しい。
素直に「感動した」と思えたら良かったのかもしれません。
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