- 放課後エデン (フラワーコミックス)/小学館
- ¥420
- Amazon.co.jp
「一生懸命努力してる人は
絶対先に進めるよ!!」
放課後エデン
能登山けいこ・ちゃおコミックス
(ちゃお掲載)
★あらすじ★
播磨くるみは中学3年生。通っていた中学が廃校になり、全寮制の白萩学園へ移ることになった。
入寮初日から織田匡太郎とぶつかってしまうくるみ。ところが彼のヒミツを知り‥?
人を思いやるやさしさと、何にでも立ち向かう強さが詰め込まれたちゃおの正統派漫画!!
☆☆☆
「恋×カギ」で大ブレイクし、ちゃおの看板といっていい位置に上り詰めた能登山さんの作品です。
恋×カギは3回連載を二回にわけてやりましたが、こちらは連載6回。ちゃおの作家さんは「6回連載をやって体力もつか」が勝負。ここでうまくいくと将来が約束されたようなものです。結構一人で描いてる人がいて、潰れてしまうケースもあります。
能登山さんはこの連載の二回目からアシスタントさんを呼ぶようになり、絵も余裕が出てきました。やはり仕事が多い場合は人を頼らないといけないですよね‥
さて、能登山さんの作品は正統派の少女漫画です。ただ男の子に恋をして成就するだけの話ではありません。
少女漫画とは主人公がいかに成長していくか、それが「恋」「部活」などを通して描かれるもの。主人公が全く成長しないまま棚ぼたでうまくいってしまう漫画が多くなったので少女漫画イコール恋愛と見られてしまうのです。
「放課後エデン」の主人公くるみは、実は元々ハイスペックな主人公です。男の子を一本背負いできる。勇気と度胸がある。頑なな人の心に分け入る能力がある。とにかく明るい。
でも家族と離れて寂しい想いをしたり、相手を気遣って一歩引いてしまう。大事な人に対しては、とくに。
くるみは好きになった匡太郎に対し思い悩み、一回失敗します。しかしそれでさらに彼を「好きになる」。
誰からも好かれるくるみにだって難しいことはある。でも解決法はものすごく単純明快、あきらめないということ。
これはちゃおを読む小さな読者にもできることですよね。そして、みんな成長できる可能性をもっている。
いろんな事を学び取る事ができる少女漫画のお手本のような物語なのですよ。
あと、表では明るいフリをして嫉妬丸出しのチカが面白いですね。くるみが彼を全く疑わないため、逆に困ってしまうのもいい。
本誌では次の連載が始まっていますが、実は増刊に掲載された番外編が収録されていません。無理矢理一巻に収めなくてもよかったんじゃないかなと私は思います。
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